来年よりさくらモーニングクルーズの参加料が200円になります

2022年12月26日 12:00

先日開催された12月のさくらモーニングクルーズで、遂に120回目となりました。

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このステッカー持ってる人は相当限られるはず

2010年9月5日に記念すべき第1回目のさくらモーニングクルーズを開催。完全なフリーミーティングとして知り合いに声をかけてスタートしました。

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まだ砂利敷きだった駐車場

当初はふらっと権現堂駐車場へ行けばホビーカーが集まっている・・・雑誌で見たアメリカのモーニングクルーズ文化を定着させる事を目的としていて、ある程度認知が広まったら流れに任せて運営から手を引く事も考えていました。しかし回を重ねるに連れ参加台数も増え、駐車場の占有スペースも拡大。駐車場管理者のリクエストもあり、会場を借り定期イベントとして開催する運びとなりました。

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正式に会場を借りるとなると利用料が発生します。これまでは参加者に100円の参加料をお願いしていましたが、利用料金の値上げに伴い、来年から200円の参加料をお支払いください。

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集めたお金は会場使用料など運営費用として使う他、災害等の支援金として使っています。

参考

ウクライナ支援金の寄付について
幸手権現堂桜堤保存会への寄付について
熊本地震義援金寄付のご報告
東日本大震災義援金寄付


会場を借りる際、おおまかな参加台数を申告して占有スペースを計算し会場使用料を支払っている事、何か問題があった時にさくらモーニングクルーズとして管理責任が問われることなども考慮して、さくらモーニングクルーズエリアを明確にするようにしています。駐車場に入ってすぐの場所に停めて歩いて入る方がいますが、皆さんで声を掛け合って誘導して頂けると助かります。スペースが拡大すれば拡大するほど利用料が値上がるのはもちろん、余りに膨れ上がると他の駐車場利用者へ迷惑を掛けるなどから借りられなくなる可能性も出てきます。

精神はフリーミーティングですが、運営に関して最低限のルールを設けています。これからも永く続けていくためにご理解のほどよろしくお願いします。

来月の情報などは決まり次第Facebookのイベントページで告知します。来年は1月8日(日)開催です。

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さくらモーニングクルーズ世話人
住田(LOTUS SEVEN)
大見(ケータハムセブン)
大村(ケータハムセブン)
大久保(カングー)
山田(VW BUS)

さくらモーニングクルーズ広報
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【ポニーカー】VIN CODEからマスタングを調査する

2020年03月09日 08:00

以前、ヒーリーのHeritage Certificates(遺産証明書)を取得した話を書きました。

【参考】
遺産証明書
英国車の遺産証明所取得方法

1955healey100twoseater.jpg

車両についているコーションプレートの情報を入力すると、その車両が生産された年月日や、どの工場でラインオフしたのか?その際のエンジン番号やボディーカラーなどの情報を取得できます。よくナンバーマッチングなんてワードを聞くと思いますが、この出荷時のシャーシナンバーとエンジンナンバーが同じだと一般的に価値があるって事ですね。

何かの縁で手に入れたクラシックカーの事をより深く理解するにはとても良い制度だと思います。英国の自動車文化に敬意を抱かずにはいられません。日本車で細かい履歴を追いかける手段があるのかは分かりませんが、アメリカ車はどうなんでしょうか?

今回取り調べを受けるのはフォード・マスタングです。

1965mustangford.jpeg

手掛かりになるコーションプレートは運転席のドアストライカー受けの部分にありました。刻印は残っていますが、印刷が剥げているので、その記号が何を差しているのかはわかりません。そこで「mustang vin code」などと入力して検索してみます。

vinplate.jpeg
doorplatemustang.gif
Classic Pony Carsより

各刻印の意味などが1965 Mustang Data Plate Decoderなどいくつかのページで見つけることができました。英国と違い趣味でまとめてくれている人がたくさんいるみたいですね。遺産証明書みたいなモノは出ないんでしょうけど気軽に確かめられるのは嬉しい。それではさっそく調べてみましょう。

【BODY】65A
ボデイ形状のコードです。65Aはハードトップで内装はスタンダード、バケットシートとなっています。例えば76Cだとコンバーチブルでスタンダードインテリア、ベンチシートなど仕様がわかります。

【COLOR】M
ボディ外装のペイントコードです。MはWimbledon White(ウインブルドンホワイト)・・・全塗装されているんですね。現在のカラーはシルバーブルー(Y)だと思います。

【TRIM】82
内装のコードです。82はBlue Vinylです。現在はブルーとホワイトの2色でポニーインテリアと呼ばれる仕様に変更されています。

【DATE】09D
Build Dateとあります。09は日のことらしい。問題のDですが、これは1964年4月のことみたいです。1964年4月9日ってことになります。これはラインオフの日なのかな。どのタイミングなのか詳しいことはまだわかっていません。

【D S O】71
District Sales Officeの略で、どの地域の販売網に納めたのかがわかるのかな。71はLos Angelesのようです。

【AXLE】1
デフ仕様と減速比がわかるみたい。1はノーマルデフで3.00とのこと。

【TRANS】6
トランスミッションのコードです。6は3速オートマチック(C4)搭載車とのこと。

【Vehicle Warranty Number】5F07F(6桁の数字)
いわゆる車検証にも記載される車体番号ですね。ドアプレートだけではなく、ボンネットを開けると左側に刻印されています。この英数字の羅列にもそれぞれ意味があります。左から順に解説します。

【年式】5
モデルイヤーを表します。5は1964 1/2と1965のことらしいです。1964が存在するなら4があっても良さそうですよね。これにはちょっと事情があって、モデルとしては1965年モデルなんだけど、諸々仕様変更が途中であって区別するために1964 1/2が設定されたみたい。このクルマは1964 1/2と1965どっちなんだろう?・・・その答えはのちほど。

【Assembly Plant】F
生産工場のコード。FはDearborn, MI(ミシガン州ディアボーン)でデトロイトの西に隣接し、現在もフォード本社があります。

【Body Style】07
ボディコード。さっきも出てきましたが、あちらは内装仕様も含むコードでした。今回は純粋にボディ形状だけ。07はハードトップとなります。

【Engine Code】F
エンジン仕様のコード。エンジンは直6と2種類のV8が選べました。FはV8 260 cu.in. (4.3リッター)のことです。このエンジンは1964 1/2にしか存在しません。

ここで最初の年式の問題に話を戻します。年式コード"5"は1964 1/2と1965どちらも表しますが、エンジンコードがFのV8 260 cu.in. なのでこのマスタングは初期型の1964 1/2と判明しました。

まとめ
このマスタングはT型FORDが生産されたディアボーン工場で1964年4月に生産されました。映画「FORD VS FERRARI」でも出てきたマスタングのデビューは、1964年4月17日から開催されたニューヨーク万国博覧会。その1週間ほど前に生産されたわけですね。ガレージK&M「ポニーカーヒストリー」によると1964年3月9日から8月17日まで生産された初期のモデルを1964 1/2と呼ぶそう。生産開始から1ヶ月目って事で本当に初期ロットになるんだな。

現在はエンジンが298 cu.in. (4.7リッター)に載せ替えられ、それに合わせてエンブレムも交換。色は64年には設定がなかったシルバーブルーに塗り替えられています。またインテリアも1965年から選べるようになったポニーインテリアになっているので、レストア時に1965年仕様にされたみたいですね。

シェルビー仕様のマスタングならともかく、アメリカの大衆スポーティーカーでナンバーマッチングなんて特に気にはなりません。出荷台数も多く、ホワイトボディさえ買えるマスタングですから、いかにもアメリカらしいやり方で愛されてきたんでしょう。

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さくらモーニングクルーズ Vol.104に突如現れたこのシルバーブルーのポニーカー・・・ボスのいなくなったガレージの隙間で飼うことになりました。ヨーロッパ系のクルマが多いさくらモーニングクルーズですが、脱力したアメリカ車との付き合い方を紹介できればと思います。

Jr

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ありがとう、さようなら

2020年03月04日 08:00

我が家のガレージのボスであり、48PRODUCTの象徴でもあったシボレー・フリートライン。実は昨年、他のオーナーの元へ旅立ちました。

フリートライン

いろいろな事が一段落して、これ以上ないタイミングでの決断でした。このクルマが与えてくれた影響は語り尽くせないほどあります。例えば・・・

48PRODUCT

1948年のINDY500ペースカーはこのクルマでした。(正確にはフリートラインのオープンVerのフリートマスター)その時代の資料を元にペースカーと同じグラフィックをデータに起こしてステッカーにしました。更に当時所有していたケータハム・セブンをその年のチャンピオンカー風にカスタム。あの所さんに認められてアワードを頂いたりもしました

トヨタ博物館賞
9年目を迎えた「トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバル in 神宮外苑」レポート

トヨタ博物館主催のクラシックカーフェスで特別賞 トヨタ博物館館長賞を頂きました。

1948 CHEVROLET FLEETLINE

アワードには縁がありませんでしたが、MOONEYES主催のストリートカーナショナルズに20年間同じクルマで参加し続けたことを誇りに思っています。

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北海道でのドライブイベント、故郷の新潟県までの帰省、一時期は普段使いのデイリーカーとして運用していたこともありました。その見切りの悪いボディとノンパワステ、コラム3速の操作性で日本の細々した路地を走るのは決して快適ではありませんが、国道や高速道路のような道でのクルージングは最高な気分にさせてくれました。70年以上の前のクルマですが、なんの問題もなく優雅に堂々とドライブできます。もちろんそこには感動があるのですが、同時に当時のアメリカ(フリートラインは戦前の設計)の豊かさを肌で感じ、この国と戦争をした我が国の事を考えずにはいられませんでした。そんな相反する感情を掻き立てるクルマでもあったのです。

整備やメンテのこと、この車を通じて出会った人々・・・こんな感じで話は尽きませんが、最後にこのエピソードで締めたいと思います。

以前、テレビの取材で「フリートラインは棺桶の代わり」なんて話した事がありました。残念ながら(?)CoffinにはなりませんでしたがGraveにはなったんですよ。このクルマに対するリスペクトを私たちなりに表しました。

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断捨離ではなく断車離。断腸の思いでそのクルマを手放そうとしているオーナーさんも多いでしょう。思い入れのあるクルマほど手に入れるよりも、手放す方がよっぽど大変なのかもしれませんね。きっとこんなストーリーが世界中に溢れているんでしょうね。

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オーナーと最後の写真

でもその結果、ガレージと心にぽっかりとスペースが空くんですよ(苦笑)

つづく?

Jr

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知性とユーモアで

2020年03月03日 11:49

マスクが売り切れてしまうのは仕方がないとして、トイレットペーパーやティッシュまでなくなるとは思いませんでしたね。ちょっとしたデマがSNSなどを通じてあっという間に拡散してしまう。こんなことが起きると私は地域柄なのか関東大震災での悲劇を思い出します。ココではあえて言及しませんが、流言飛語がとんでもない事件に発展しました。世の中が便利になり誰でも簡単に様々な情報が手に入る時代になれば、そんな問題は起きないだろうと願ってはいますが、現実はそう甘くはないようです。そのデマをキャッチしたデバイスで他の意見がないかちょっと調べればいいのに・・・人間は悲劇的な情報を好むってことなんでしょうね。

我が家は妻が医療関係なのでマスクなんかはそれなりに買い置きがありました。ボックスティッシュがそろそろストックがなくなってきたのですが、その分トイレットペーパーには余裕があるので代用しようと思っています。こんな状況になると、普段からもう少し買い置きをしておいた方がいいのかな?と考えますよね。

アメリカンワゴン

日本では多くの地域が自転車の活動範囲にスーパーマーケットがあることがほとんど。コンビニもたくさんあるし、足りなくなったら買いに行けば間に合います。しかし、アメリカの郊外ではそうはいきません。そんな地域では1ヶ月に1度の買い物でワゴン車のラゲッジへパンパンにするほど買い物をするそうです。自宅には大きなパントリーに大きな冷蔵庫が備え付けられています。これなら、こんな事態にも対応できそう・・・と思いましたが、アメリカでも紙製品が売り切れているんですね(苦笑)

情報をキャッチしようと関連ニュースをチェックするのも大事ですが、いつのまにか不安や恐怖に苛まれてしまいます。これは東日本大震災の時もそうでした。こんな時は映画でもいかがですか?観るのは間違っても感染パニック映画じゃないですよ。(これはこれで臨場感があって娯楽と割り切ればいいのかもしれませんが)私がお勧めしたいのは「オデッセイ 」です。火星にひとり取り残された宇宙飛行士が知識と勇気でサバイバルする話。絶望的な状況でありながらユーモアもあって楽しい映画です。日本の映画ってとかく不良がカッコ良くて勉強ができる人はガリ勉みたいな描かれ方が多いのですが、この映画は「勉強のできる人(知識のある人)カッケー!」って素直に憧れちゃいます。学校が休みの子供たちにも観て欲しいな。



見えないウィルスに対してギスギスと疑心暗鬼になっている場面もあるようです。こんな時こそ、知性とユーモアで乗り切ろうじゃありませんか。

Jr

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男の隠れ家 デジタル「古いクルマが趣味という親子が惚れるクラシカルなフォルム」

2020年02月19日 08:00

男の隠れ家 2016年 10 月号巻頭特集「あなたのクラシックカー見せて下さい!」の記事が2019年にムック本へ再編集されました。今度は男の隠れ家 デジタルに再登場です。

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「古いクルマが趣味という親子が惚れるクラシカルなフォルム」と題した記事にて紹介していただきました。ハウスインナー®についてもちょっとだけ触れてもらっています。まぁ、1度の取材で3回目の掲載なので「またこれかよ」と苦笑いですが、ネットでフリーに読めるので、まだ見てなかったって方は是非。

Jr

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