【Barnfind】バーンファインド

2023年05月11日 14:59

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このストーリーの始まりはちょうど1年前、2022年4月のさくらモーニングクルーズまで遡ります。その日は411で参加していて、そろそろ帰ろうかと支度をしている時に声をかけられました。

「ウチにも同じクルマが置いてあるんだよ」

古いクルマに乗っているとこの手の話はよくあります。昔乗ってたとか、友達が乗っていてよくドライブに行ったとか。しかし、今回は家に置いてあると。どういう事なのか話を聞いたのですが要領を得ず何を求めているのかよくわからない。家は近所だって事なので、ちょうど帰るところだったし期待もせずにその保管場所まで連れて行ってもらいました。「どうせあったとしてもボロボロのファンシーデラックス(大衆グレードでベンチシート、コラムシフト)とかじゃないの?」と・・・

ホントにあった!
バーンファインド
DATSUN BLUEBIRD 1300SS 410の横にはミニカ、手前にはフロンテクーペが

そうしたらね、本当にあったんですよ。同じ4枚ドアの1300SSが!しかも前期型の410型。憧れの鍵テールです。正真正銘国産初のサファリラリー優勝モデル。ご兄弟が板金屋を営んでいたが近年他界。ケータハム・セブン(スズキエンジン660)などは簡単に処分できたが、このブルーバードやプロジェクト途中のフロンテクーペ、ミニカなどの鉄屑に出すには惜しい車をどうすればいいのか困っていたとの事。

保管場所はコンクリート床の上にビニールハウスの骨組みを利用した簡素なものでしたが、しっかり建設用の仮設パイプで補強もしてあります。しかしこの保管状況になるまでは風雨に晒されていたであろう錆はもちろんありますが水が溜まる弱い部分だけでボディーの大きな凹みもない。ボンネットを開けても欠品はなさそう。車検ステッカーを見ると1985年から未登録。鍵も書類もあるとの事でレストアしたい人への紹介も考えたが、今後のことを考えて部品取り車として迎えることにしました。まぁ、結局鍵も書類もなかったんだけど(苦笑)

声をかけられてから1年後
バーンファインド

ハウスの補強鉄パイプを撤去、まず前に停まっていたフロンテクーペを引っ張り出します。ブレーキは固着、タイヤは完全にパンクしているので重機を使って無理やり引きずり出します。ボディー下部などワイヤーで凹んでしまいましたが限られたスペースと時間、人員では仕方がないと目を瞑ります。

バーンファインド

納屋などから忘れ去られたクルマを見つけ出すことを「バーンファインド」と言いますが、まさか自分がそこに立ち会うとは思いませんでした。これが貴重なフェラーリなら世界的大事件ですが、たくさんのグレードがラインナップされた58年前のブルーバードの中でほぼ同グレードがすぐ近所、しかも屋根付きガレージ(納屋)保管で見つかる案件もそこそこ奇跡と言ってもいいでしょう。いろいろな体験を経てそのクルマへの愛着が増していくものですが、このバーンファインドも私たちの物語のひとつの章として加筆されました。

これも「さくらモーニングクルーズ」がつないでくれた縁。長くやっていると面白いことが起こりますね。

Jr

追伸:来月のさくらモーニングクルーズは会場の権現堂公園があじさい祭りをほぼ1ヶ月間開催することにより中止となります。7月にお会いしましょう。

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いつでも使えるように

2021年06月15日 13:41

某オークションサイトで411の純正サスを発見!実はローダウンサスが装着されていて、ちょっとした加工で車高を上げていたのです。さっそく交換作業をはじめました。

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左:加工済み 右:ノーマル

ガレージにスプリングコンプレッサーはストラット用とダブルウィッシュボーン用のふたつありました。

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左:既存(加工済み) 中:ダブルウィッシュボーン用コンプレッサー 右:ストラット用コンプレッサー

スプリングがかなり長く、足回りの構造的にうまくセットできない。

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「まさかロワーアームまでバラさないとダメ?」「アライメント調整とかも必要になるし避けたいなー」と試行錯誤していたのですが・・・

「あれ?クルマが傾いている?」

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気がついたらみるみるうちに左側が下がってきてしまい、急いで足回りを仮組みしてリフトから降ろしました。左シリンダーからオイル滲みがありそれもあって下がっている感じ。13年前に設置してノーメンテでがんばってくれました。現在、業者さんに診てもらい修理見積もり待ちです。

自転車ばっかりいじるようになって、リフトなんてアウトランダー PHEVのタイヤ交換がメインなのですが、故障により久しぶりにフロアジャッキで交換となりました。使いたい時に使えるように日々のメンテナンスは大事ですね。

Jr

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これ以上の6ホイールライフある!?

2019年07月01日 12:27

週末の6ホイールライフ。なんとダッツンで富士スピードウェイを4時間20分ほど走ってきました。旧車の耐久レースイベント?いえ、全日本選手権です。

Photo by Kei Tsuji
Photo by Kei Tsuji

世の中にはいろいろな全日本選手権がありますが、今回は自転車ロードレース女子のエリート(トップカテゴリー)のチームカーとしてレースの間中、選手に不測の事態が起きてもサポートできるように帯同しました。

参考:チームカーについてはこのヨンパチブログでも何度か取り上げています。過去記事をどうぞ。

しかも、そのサポートする選手はリオ五輪日本代表、全日本選手権ロードで4度のチャンピオン(3連覇中)、現在イタリアのプロツアーチーム「アレ・チポッリーニ」に所属し、女子で唯一自転車ロードレースの本場で戦う絶対王者「與那嶺恵理」選手です。それでいて今回の全日本選手権の結果は来年の東京五輪代表選考に大きく影響するとあって、レース会場は独特の重い空気が漂っていました。

参考:與那嶺恵理オフィシャルウエブサイト

レースは富士スピードウェイの本コースと周辺の管理道路などを使った周回レース。走行距離は140km(10.8km×13 周)で時間にして4時間の長丁場となります。クルマにはチーム内での連絡に使う無線機、主催者から提供される情報をキャッチするラジオツール(無線受信機)、選手への補給、ホイールセット、スペアバイクなどを積んでいます。今回は私がドライバーでチーム監督を助手席に乗せて走りました。

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ピットとフィードゾーン、チームカーは無線で連絡を取り合う。(選手への無線通信は禁止)

レース当日は雨。與那嶺選手にとっては天候の厳しい欧州の経験があり、フィジカル的にも精神的にも他の選手に比べてアドバンテージになる材料ではあります。しかし、雨によるスリッピーな路面での落車やパンクトラブルリスクが高まるのも事実。サポートカーの動きがレース結果に影響を及ぼす可能性もあり、私も最近味わっていなかった緊張感に包まれていました。


スタートしてしばらくはひとつの塊になった選手の後ろにレースコミッセール、他のチームカーと隊列を組んで走ります。事前にコース図は確認していますが、コースを完全に把握しているわけではないので、この間にコースの危険なポイントなどを確認しました。
レース序盤に先頭集団が形成されると、遅れてきた選手をパスしながら前に出ます。周りの車のペースにそのまま合わせるのは、ダッツンの細いタイヤとプアーな足回りでは危険。2速と3速の間を行ったり来たりしながら、必死にトラクションを感じつつ走らせました。

Photo by Kei Tsuji
Photo by Kei Tsuji

ゴールまで100キロを残して、まだまだ序盤でしたが、與那嶺選手がアタック。他の選手をいとも簡単に振り切ってしまいました。そうなるとダッツンもメイン集団を交わして前へ行かなければなりません。



隊列を組んでいるときはKEEP LEFTでしたが、それではアタックした與那嶺選手には追いつきません。コース幅をそれなりにつかって安全マージンは十分に取りつつ前を追います。それでも追いつくのに結構な時間かかりました。

Photo by KeiTsuji
Photo by Kei Tsuji

ここから長いひとり旅。選手が手を上げてチームカーを呼び、コミッセールが許可を下せば、走る選手に横付けしてコミュニケーションをとったり、補給を渡すことができます。2度行いましたが、最初は上手く寄せきれずにストレスを与えてしまいました。

Photo by Kei Tsuji
Photo by Kei Tsuji

自転車最大の敵は空気抵抗。単独になれば空気抵抗を受け続け走ることになるのでペースを維持するのは大変です。後続の集団は敵チーム同士でも共通の利益「先頭に追いつく」によって協調し空気抵抗を分け合い追いかけてくれば、当然集団の方が省エネで走ることができて有利になります。しかし、與那嶺選手はそれさえも許さない圧倒的な実力差でその差を3分以上引き離します。これはパンクトラブルがあっても十分なサポート時間が許され少し楽になりました。フロントガラスに取り付けたスマートフォンでLIVE中継をしていたので、画角に選手が入るようにしながら追走。

4時間を超えてラスト1周。悪天候の中沿道で声援を送ってくれたファンの方達にクラクションで応えつつ、やっとサポートカードライブの長い旅から解放されると思った瞬間。残り数百メートルでバイクトラブル発生。しかもサポートカーはピットへ退避しなければいけない直前でした。状況を確認したいが、コミッセールからはピットに入れと指示される・・・なんとか自走できる状態だとわかり、そのままゴールへ。いやぁ、すんなり終わらないものですね。

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見事に與那嶺選手は5度目の全日本タイトルを手中に収めました。終わってみれば下馬評通り圧倒的な勝利でしたが、だからと言ってそれが確約されているわけではありません。與那嶺選手も語っている通り全日本は勝ちに来るレースでそれ以下は価値がないと断言しています。そこに挑むプレッシャーはどんなものなのか想像もできません。そんな人生を掛けた勝負の場にダッツンで協力できたこと誇りに思います。

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Team ERI

そして、選手の活躍の裏で地道にひとつひとつ準備を重ねるTEAMの存在があることも知ることができました。選手が走り、私と監督がチームカーを走らせ、コース脇の至る所で状況を確認してフィードバックする人、フィードエリアで補給を準備する人、タイムギャップのチェックや不測の事態に備える人、選手のマッサージャーや身の回りの世話をする人・・・與那嶺選手の力も圧倒的でしたが、チームの準備についても圧倒的だったんじゃないかな。20年以上前に自動車レースメカとして改修前の富士スピードウェイに通っていた頃の感覚を懐かしく思い出しながら、帰路につきました。凄い経験をしちゃったな。この日、めちゃくちゃ疲れていたけど、興奮して眠れなかったのは言うまでもありません。

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「一緒に走ってくれてありがとう」とこんな貴重なジャージをサプライズプレゼントしてくれました

東京五輪で会いましょう!

Jr
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栄光への840キロ

2016年01月06日 08:30

年越しは久し振りに帰省をして家族で過ごしました。スタッドレスタイヤを準備したのに道路はほぼドライで雪は路肩にあるだけ。運転は楽でしたがちょっと肩すかし。

ガレージ作業 

片道270kmの道のりも1966年式のブルーバードは元気に走ってくれたのですが、現地に到着するとエンジンが始動できず・・・。バッテリーは生きてるけどスターターからカチッと引っ張る音がしない。スターターの端子が外れてるのかな?とエンジンルームを覗くとスタータは下の方なのでなかなか目視できない状況。そこでスマホを入れて撮影、平端子が外れているのがわかりました。手探りで復旧するとあっけなくエンジン始動しました。12月31日にカー用品店に飛び込んで配線キットを購入、無事に修理できました。

すぐに原因はわかったし、難しい作業でもなかったのですが、これが時間的にも余裕がある自宅ガレージじゃなかったら焦ったでしょうね。ホント運が良かったです。

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この休み中に帰省で540km、自転車レースの移動で220km、さくらモーニングクルーズで60kmで合計840kmも乗ったんですね。とりあえず塩カルを高圧洗浄機を洗ってガレージへ。

しかしよく活躍してくれました。1966年式のセダンの実力侮れませんね。

Jr


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Classic Car をトランポに

2015年11月12日 08:00

今年の6ホイールライフはダッツンSSと。そんな訳で411にCXレース用の愛車を載せてレースに参加して来ました。

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スタートの混乱に乗じて束の間のトップを快走するなど上々の滑り出し。

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右から2人目がJr

まぁ、そこからズルズルと後退していく訳ですが、昨年に比べたらレース中のレース(他選手との駆け引き)を楽しめました。その後、よい事ばかり続かない事を身を持って知る訳ですが・・・。なかなか上手くいきません。

レースの内容はさておき、会場の幕張まで片道2時間のドライブですが、ハイオクガソリンを入れた411の調子は最高。Bluetoothスピーカーからモチベーションの上がる音楽を流してゴキゲンドライブでしたよ。クラシックカーに自転車を積んだスタイルから誰かに何かを感じてもらえたらいいですね。

Jr


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