2023 TOKYO MOTOR CYCLE SHOW

2023年03月27日 12:12

50回目の節目を迎える東京モーターサイクルショーへ行ってきました。今回は金曜午後の一般公開に会場入り。昨年まで特別公開に会場入りしていたので単純な比較はできませんが、ホンダとヤマハに関しては展示ブースへ入場するのに行列ができていて見るのを諦めるくらい沢山の二輪ファンが会場へ押し寄せていました。

2023tms

ホンダはニューモデルのちょっと懐かしいグラフィックで登場したTRANSALPとレブルベースのCL250/500が目玉だったのかな。

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この日、水冷エンジンになったHARLEY-DAVIDSONをちゃんと見たのって初めてかもしれません。クラシックバイクを新車で購入できるのがHARLEY-DAVIDSONのイメージだったのですが、当たり前にその先へ行ってしまったのかなって思えました。元ハーレーがいたポジションにインディアンが収まった感じ。

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数年前から見るようになった懐かしいブランド名を冠した東南アジア生産のオートバイもたくさんあるしね。ノスタルジックなことばかり言ってられない状況もあるのでしょう。

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今年のショーで一番印象に残ったのはCAKE。は2016年にスウェーデンで設立されたプレミアム軽量電動バイクを開発するメーカー。

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モトクロスのようなスポーツバイクもありましたが、一番気になったのがユーティリティプラットフォーム「オッサ」をベースに仕上げられたカーゴバイク。バッテリーも汎用品が使えそうでいいですね。

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細かい部分もしっかりデザインされていて感心しました。調べてみると世界のデザインアワードを受賞していて納得。

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乗ってみたいと思うのはやっぱり古典的でアルミの削り出し部品で構成されているようなスポーツバイクですが、それとは別に生活に溶け込んだ姿が想像できて、社会へ良いインパクトを与えてくれそうなCAKEはとても魅力的に映りました。

他にも写真を撮影してきたのでよろしければどうぞ。

Flickr!アルバム「2023 TOKYO MOTORCYCLE SHOW」

Jr

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The Girl with the Dragon Tattoo

2015年03月03日 08:00

ドラゴンタトゥーの女
先日、不意にテレビで深夜に見始めてしまい最後まで・・・何回目だよ(苦)何度も観てしまうのはやっぱり主人公のリザベラと相棒のカフェレーサーのカッコ良さにあります。

Honda CB 350 Custom
1968 Honda CB 350

このままのノーマルだったらそこまで惹かれませんが・・・それがロスにあるGlory Motor Worksの手によりカフェレーサーとして世界観と完全にフィットしたカスタムが施されています。

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BIKE EXIFより

同社CL350のように左にアップ出しされたマフラー、ブロックタイヤがカフェでありながらスクランブラー的な要素も含み個性を感じさせます。

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BIKE EXIFより

エアクリーナーボックスを撤去してパワーフィルターを付けているだけ・・・こんな荒っぽさが自分たちが20代の頃に夜な夜な集まってカスタムをしていた頃を思い出させるんですよね。

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BIKE EXIFより

クリップオンハンドル(セパハン)ではなくバーハンドルのままなのも映画の設定にはピッタリ。全体的な荒っぽさもそれに拍車をかけます。キレイなペイントなんか出来ないから黒いスプレーで塗っちゃう感じ。

正直カスタムの完成度を単純に見ればどうってことはありません。しかし映画の重要なオートバイでありながらこれくらいのさじ加減でカスタムを終わらせる所・・・そのセンスが素晴らしいと思う訳です。仲間のバイクでもその乗り手の個性と相まっていやにカッコ良く見える時ってあるんですよね。ショーバイクと決定的に違うストリートカスタムの匂い。それこそ一番大事なポイントなんじゃないかな。

1955 Pontiac Star Chief

Photo by Joe deSousa

劇中で謎を解き明かす重要なシーンに出てくるクルマ。やはりパレードに使うクルマはアメリカ車がよく似合います。

VOLVO AMAZON


物語の舞台はスウェーデンなのでVOLVOはたくさん出て来ます。昔の回想シーンにアマゾンもちゃんと出て来ますよ。最近のXCなどもね。

最近はメーカーのタイアップ臭のキツい映画も多いのですが、きっと製作者側にオートバイ好きがいるんだろうな・・・って伝わってくるこんな作品は大好きです。

Jr


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カワサキコーヒーブレークミーティング in 淡路

2013年07月31日 08:00

めでたく100回目を迎えたカワサキのコーヒーブレークミーティングに参加しました。

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99回目はプライベートで参加したのですが、今回は正式に48 PRODUCTとして参加です。日本各地で記録的な豪雨に見舞われた日となりましたが、淡路島はイベントを通してずっと晴れ。暑く、熱い一日となりました。

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コーヒーブレークミーティングのオフィシャルカップも100回目を記念してゴールドカップに。グラフィックも特別仕様となっていましたね。板垣金属さんによる恒例のレーザー刻印も大盛況でした。いままでレーザーの機械は一台だったのですが、今回は2台に。それでも1時間以上の行列ですからね。暑い中、倒れる人がいないか心配でしたよ。

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ヨンパチでも100回目の記念グッズを作りたいねって事で前回ご紹介したTシャツを用意していきました。

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記念Tシャツらしく日付なんかもバッチリ入れてしまったので、売れ残ったらどうしよう・・・と不安でしたが、皆さんのカワサキ愛によってすぐに完売となりました。本当にありがとうございます。

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少量限定(60枚)で買えなかった方にはホントに申し訳ない。シルクスクリーンの版が1回限りしか使えないもので新たに製作する事もできないんですよね。ただ、Tシャツ・トリニティーのインクジェットプリントでなら販売する事が可能なので要望があればデザイン登録したいと思います。今回、初挑戦だったドライ素材やヨンパチのタグ付きは会場で売ったTシャツのみの限定品になりますけどね。

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イベントはトークショーにサイン会やじゃんけん大会などが行われ、非常に盛り上がっていました。また販売ブースも前回よりもたくさん出店されていて掘り出し物が沢山あったんじゃないでしょうか?

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中でも面白かったのはカワサキの開発者を招いてのトークショー。録音・録画禁止なんて言いながらなかなか楽しい裏話が聞けましたね。この頃はイベントも終了に近くなっていたので早めに会場を後にした人はもったいなかったんじゃないかな?印象に残っているのは90年代始めの頃にゼファーが大成功を納めて売れに売れまくった時、カワサキの独身寮にエアコンが付いたそうです。いい話でしょ?(笑)まぁ、もっとディープな話もありましたが、ここでは書かないでおきます。

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あぁ、結構長くなっちゃったな。今回は会場のオートバイの写真も撮影したので改めて紹介しましょう。つづきます。

Jr


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ガラパゴスじゃダメですか?

2011年09月29日 08:30

今更ですが、アニメ映画「カーズ」か観ました。2じゃないですよ。1作目です(苦笑)

映画の舞台は、ハイウェイができたお陰で誰も立ち寄らなくなった田舎の街。

Between Groom @ Conway Texas Route 66 Route66 2008  bug ranch vw P3115695
Photo by mrchriscornwell

主人公はちょっと自信過剰なレース界のスーパールキーなのですが、ひょんなことからこの田舎町に迷い込んで、個性豊かな登場人物(車!?)と触れ合い、そこで反目しながらも本当に大切な物を見つける・・・みたいな話です。
映画は好きですがアニメ作品はほとんど観ない私。「クルマに顔があるなんて・・・」と感情移入できるか心配でしたが最後にはしっかり感動いたしました。それに、監督・脚本のジョン・ラセターってホントにクルマが好きなんだなぁーと嬉しくなります。観てない方は是非!

ROUTE66_2010_2368 - ORO GRANDE CA
Photo by Tsinou

先日アップしたオートバイの話の続きですが、ヤマハが国内専用250cc以上の二輪開発中止したと伝えられました。まだ、具体的にどのようになるかは分からないのですが、そこで考えたのが、国内専用モデルってそもそも必要なのか?って所です。

アメリカ用のオートバイ
一番わかりやすいのがアメリカだと思いました。まーーーーーっすぐなアスファルト。路面状況はあまり整備されてなくてでこぼこ。そこを1日に500キロ以上移動すると思ったらどんなオートバイを選びますか?

まずは、直進安定性が高いのは絶対条件。荒れた路面や吹きさらしの道路には車重もそれなりにあった方がいいでしょう。カウリングを装備して、ガソリンもたくさん入った方がいいですよね?

North Cascades, June
Photo by the glove

それならバイク屋に行って「ハーレーダビッドソンのFLHシリーズを1台くれ」って言いましょう。ホンダのゴールドウィングでもいいでしょう。

Thunder in the Glens 5
Photo by paulcampbellphotography

でも、これを東京で「ちょっとコンビニへ・・・」って使わないでしょ?いや、やせ我慢して「好きだから乗る!」ってスタンスはもちろんクールですが、それはユーザーの自由であって、メーカーの都合でそれを強要されてはたまりません。ローカライズだけじゃ限度があるはずです。

08-01-09 Angels National Forest Hwy 2 043
Photo by James FL USA

グローバルモデルって聞くとなんだかそっちの方が先進的で良く聞こえるのですが、その土地や文化・習慣だからこそ生まれ、進化する事だってありますよね?ケータイでもガラパゴスなんて自虐的に言われてますけど・・・。

なんだか寂しい話ばかりの二輪業界。そんなムードの中でのニュースだったので私自身がちょっと悲観的に受け止めているだけならいいんですけどね。

Motocross
Photo by Nicolas_Goulet

なんかこうスカッとするニュース欲しいですね。この写真みたいに!

Jr


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オートバイが心配

2011年09月28日 08:30

最近気になったオートバイ関連のニュースですが・・・
yamahamj400.jpg
もしかしたら400ccビッグスクーターはもうなくなる!?

ヤマハが250cc以上の国内専用モデルオートバイの開発を打ち切ると発表YOMIURI ONLINE

排気量125cc以下の免許取得の簡易化の要望レスポンス

ホンダが新型エンジンを発表グローバルスタンダードエンジン中型二輪専用エンジン

これらから考えると・・・
「開発しても売れない日本向けの専用車両を作るの大変だから、国際的な基準と日本の基準を合致させてグローバルスタンダードを日本で売れるようにしたいな」
って所かな。

ホンダがミドルクラス(中型)エンジンとして発表したエンジン排気量は700cc。日本では大型免許じゃないと乗れません。また、グローバルスタンダードとして発表したエンジンはスクーター用の125cc。これも原動付き自転車免許では乗れず、普通二輪免許の小型限定がないと乗れません。どちらも日本の免許制度にとっては中途半端な排気量になります。

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本田技研工業株式会社より

これは、今にはじまった事ではなくて、日本では中型免許で乗ることができる上限の400ccで売られているオートバイが海外だともう少し大きなエンジンを搭載して売られていましたから。

1983 Kawasaki Kz550H GPz
Photo by santandr
Jrが初めて所有した400ccのkawasakiも海外では550ccでした


しかし、オートバイブームもあってオートバイ乗りの人口が多かった事や、理不尽に厳しい免許制度のおかげで需要はありました。

しかし、今ではオートバイ人口は減少しました。免許制度の改正で大型免許が新設され教習所で取得できるようになった事もあり、日本向け中型車の開発が非常に困難になっている事は容易に想像ができます。

その辺を考慮すればこの流れは理解できます。でもここまでは全部メーカー側の都合。私達ユーザーにとってはどうなんでしょうか?
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