今更、断っておきますが、この自動車シヨウってテレビで放送されている「
世田谷ベース」や雑誌「デイトナ」を熱心にチェックしている方のファンイベントだと思うのですが、基本的に私はそれをチェックしていません。でも番組は何度か観た事もありますし、雑誌もたまにパラパラと立ち読んだりはします。よって、このシヨウに至るまでの経緯なんかは全くわからないで「感じたまま」+「オフィシャル・ガイドブック」を参考に書いています。よって、詳しい方からみたら言葉足らずの部分は多分にあると思いますが、その点はご了承下さいね。

日曜日に大盛況で幕を閉じた所さんの自動車シヨウのレポート" オートバイ編 "です。

「こんなオートバイが欲しいな」そんな妄想をする事ってありますよね。普通はベース車があってカスタムで試行錯誤して近づけるのですが、所さんくらいになると0ベースで作ってしまいます。それを販売もする事になったようです。排気量は50ccと125ccでハンドル形状や塗装に違いでKITANO-VerとTOKORO-Verとスタンダードがあるみたいですね。展示車両はこの他にもテストで製作したのか?他の色もありました。フォークブーツやミラーなどの形状を変えたり、ここからカスタムしてもいいですよね。いいおもちゃになりそうです。
Super XRH1300これぞ、もっともわかりやすい「こんなのあったらいいなー」ってバイクですね。このバイクのポンとは
クラシックなルックスにレーサーのエンジン。由緒正しいアイアンスポーツがベース。スポーツスターって言うと
このスモールタンクを搭載したモデルを想像すると思いますが、長距離ツーリング用の通称:亀の子タンクを搭載したモデルもあったんですよ。ヘッドライトナセルを装備したスポーツスターはレースよりももっとゆったりと流すイメージ。
そこにあの
サンダンスがチューニングした鈴鹿8時間耐久レース用エンジンを搭載しているんですから。大好きでしょ?羊の皮をかぶった狼。
SUNDANCE DAYTONA WEAPON II 1998年鈴鹿8時間耐久レース参戦サンダンスと言えばSuper XR。過去に限定で発売された
XR1000。私を含めて根強いファンがいるのですが、個体数も少なくプレミアム化しているしウィークポイントも多い。そこで、そのエンジンチューンのノウハウを投入して現在に蘇らせたのがSuper XRなんです。その集大成が鈴鹿8耐出場であったと言っていいでしょう。出場の為に用意した予備ユニットを搭載してあるんですからその凄さは想像できるでしょ。
エンジン単体も展示してありました70年代 AMF時代のレインボーカラーとキャンディーブルーが眩しい「FXET1800 Super Glide III」。ベースはスフテイルのデュース。FXEってモデルが昔あって、それを現代のフレームで復活させようって事です。得意の懐古主義ですね。機関は新しくて楽チンだけど、ルックスは今、思い出してカッコイイ70年代って所かな。

個人的には、それだったら本当に古いのをバッチリ整備して乗ればいいのに・・・って思ったりもしましたが、いろいろな事を考慮すると新しいのをベースに・・・って所に辿り着くのは十分に理解できます。若い時に苦労もたくさんして、その楽しさも知ってるからこそできる味付けかな。こればかりにカマっている時間ないでしょうからね。

今回、一番の目玉はコイツじゃないですかね。ナックルとスポーツスターのクランクケースを合体させて製作したシングルバイク「KNUCKLE THUMPER」です。
ビューエルのブラストみたいにV-TWIN用のシリンダーヘッドの後方シリンダー取り付け部分は蓋をして、前側シリンダーのみを使う方法だと思います。
※会場で貰った資料を見たら「ビューエル・ブラストのエンジンをベースに・・・」と書いてありました。
真鍮部品の使い方とか、珍しく装飾過多な感があまり好みじゃないのですが、ドラムブレーキでもスプリンガーフォークでもナックルヘッドでも現代の技術で作れば安全に乗れますよってアピールしているんでしょうね。その為にはモダンにしないでいかにも古っぽくしたのかな。でもフレームはモノショックのレーシーなものを使用しているのも面白いですね。リジットフレームにすればクラシックな感じは簡単に出たと思うけど、そうしないのがセンスなんでしょう。
3回に渡って紹介して来た
マルトコ板金 第44回全日本自動車シヨウ。いよいよ会期は今日を含めて2日を残すところになりました。門外漢でも楽しめると思いますよ。レポート読んで気になったら、あなたの目で確かめてみて下さい。
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第44回全日本自動車シヨウレポート 1・
第44回全日本自動車シヨウレポート 2Jr
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