2011年10月05日 14:23

Photo by Party0
テレビでも特集された事から知られている、その新しい試みとは「形態展示」ではなく、行動や生活を見せる「行動展示」を導入したこと。簡単に言えば自然に近い環境の中を自由に動き回れるようにするなど、動物たちが動き、泳ぎ、飛ぶ姿を間近で見られる施設造りを行っています。
様々な問題を抱え来場者数が減少の一途を辿っていた動物園が、「動物本来の姿を魅せる」ことで世界的に有名になった!
でもこれって、サーキットにも応用できるんじゃないかな?と思うんです。
最近のMotoGPやF-1をテレビで見ていて驚いたのがオンボードカメラによるエキサイティングな映像でした。
カメラが小型で高性能になったおかげで臨場感溢れる素晴らしい映像を簡単に見ることができるようになりました。これはライダーと近い視点で体験できる貴重な映像ですよね。でもビデオ映像にも限界はあって、音はともかく振動に匂いは絶対に伝わらない。これってサーキットの大きな魅力だと思うんですよね。
だからこれをアナログ的にできないのか?と思ったんです。ヒントは水族館の水中トンネルや動物園の頭上を通る吊り橋です。
例1)ヘアピンカーブのインフィールドにトンネルからアクセスしてドーム型風防の中から観戦できたら・・・1mくらい前をライダーがマシンをバンクして駆け抜ける!

Photo by GOGO Visual
例2)立体交差のように橋を造って一部はガラスで下が覗ける・・・コースのど真ん中から走り抜けるマシンを真上から見られる!

Photo by OpenEye
どうですか?まだまだアイデアはどんどん出てくると思うんですよね。やっぱりあの現場でしか味わえない興奮をもっとリアルに感じてもらいたい・・・ってレース関係の中の人は思わないのかな?いろいろ安全性の問題とかもあるでしょうけどね。
サーキット走行はオートバイのパレードランくらいしかした事はありませんが、メカニックとして1年間だけお手伝いしていた時がありまして、それは、それは貴重な体験でした。あれは、誰にでも理解できる。そう、肉食動物を見てカッコ良さと恐怖を感じるように、本能で感じる体験だと思います。
サーキットがクルマ好きとカメラ好きとアニメ好きによる特殊空間になってしまうのはもったいないですよ。
私が毎年観戦に行くサイクルロードレースは選手との距離数センチ。選手と視線は合うし、息づかいや汗の匂いに自転車が風を切る音まで体感できます。オートバイやクルマのサーキットだって・・・無理ですか?
Jr

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