灯台下暗し

2020年02月18日 08:00

実は昨年からバッテリー上がりの症状に悩まされていたダッツン。

ガレージ作業 

手癖で"悩まされていた"って書いたけど、乗る以外はマイナス外しておけば大丈夫だったので放置していました・・・

mainasucut.jpeg

放置って言うより、積極的にマイナス外し方向で運用しようとバッテリー端子を交換したり(苦笑)いや、どこで放電しようかチェックしようとは思っていたんですけどね。

バッテリー端子を交換して、どれくらいつまみネジを緩めればアースがカットされるのか確認しようとエンジンを始動・・・なるほど・・・そして、ふと車内を見渡すとシガーライターソケット差し込んであるスマートホンホルダーが目に入ります。知り合いから「使わないから」ともらってガレージに置いてあったモノ。振り返ってみると7月に富士スピードウェイを走る直前に取り付けたと記憶しています。

411room_musen.jpeg

写真にもしっかり写っていました。そのスマホホルダーの根本に輝くグリーンのLEDランプも・・・バッテリー上がりの原因は恐らくこれです。最近のクルマはシガーライターソケット自体が純正で付いていませんね。はなっから電源取り出し口として設定されています。電源が流れる条件はACC(アクセサリー)なのは常識でしょう。

しかし、旧車の場合。ココはタバコに火を付けるためのライターが取り付けられることしか考えていません。ポチっと押し込むと電熱線が温まる設計。使用上、エンジンを止めていてもタバコに火を付けることは十分考えられるのでバッテリー直の仕様になっているのです。

このもらったステーにまさかLEDランプがついている(& USBアウトプット)があるとは気が付きませんでした。放電の原因はこいつでしょう。真綿で首を絞めるようにゆっくりとバッテリーを消費した可能性。こっちは良い位置にスマホがマウントできるからナビが見やすいくらいの認識。せめてこのランプが運転席側からは見える位置であれば・・・。しかし、いろんな事がありますね。

Jr

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当たり前を重ねる凄さ

2015年10月27日 11:42

先月のさくらモーニングクルーズをちょっと早めに失礼したのは411の車検整備をお願いする為にとある工場へ持って行く為でした。一昨年の幸手クラシックカーフェスティバルの表紙にも登場してくれたHさんの工場です。48PRODUCTのフリートラインもヒーレーも411もまずHさんに看てもらっています。ジムニーはHさんが愛犬を連れて出掛けるクルマでした。

fordprifect.jpg

毎回訪れるたびに面白いクルマやオートバイが整備中で目の保養になります。ココで整備中のクルマやオートバイはピカピカのミュージアムコンディションではないけれど、多くのボルトが一度は工具で締められた形跡があり、調整ネジは何度も上下を繰り返したような・・・そんなずっと実働して来た凄みがあります。

cb450.jpg

仕上がってきた411は別物になっていました。整備に出す前だってランオンがちょっと気になっていましたが、日常の走行には問題は感じていなかったのですが、それがここまで変わるとは驚きです。車検時の排ガスチェックにそのままでは通らなかった為に摩耗したニードルジェットAssyを工場にあったSR(フェアレディ)用のキャブから移植してくれたそうです。この頃はインチネジが混在しているので部品を探すのもノウハウがいるそうです。このおかげでエンジンは今まで以上に安定して低速からの吹け上がりも良好、暖気も早くなりました。これはほんの一例でこのような整備を当たり前のように重ねて仕上がっています。

DATSUN BLUEBIRD 1300SS

資格だけは整備士である私は果たしてこのような事ができるか?この仕事の凄さを理解する事はできても実践する事は残念ながら無理です。しかし、このHさんの意思を継ぐように若いメカニックが集まっていました。私たちがプロダクトデザインに関わる会社としてハウスインナー®を通じてやろうとしている事をHさんはその技術、静かなる情熱、誠実な人柄と自身の工場でその環境を作っているのだと思います。

肝心の411ですがそれ以外に車高を正常に戻し、前後ショックを交換。バンパーを取り付け、純正鉄ホイールに交換。シートもノーマルに戻しました。パッと見た時のカッコ良さはなくなりましたが、由緒正しいスポーツセダンに戻った感じです。

そんな411で次回のさくらモーニングクルーズ(11/1)に参加します。生まれ変わった411の姿・・・まぁ、想像できるカタチに戻っただけですが(苦笑)お知らせしている通り会場は権現堂ではなく、前回と同様カスリーン公園です。お間違えのないように仲間にも知らせてあげて下さい。

Jr


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ミニとガレージライフ

2014年07月09日 08:00

48HQのマスコットカーはイングリッシュ・ミニ。ショールームの主役であり、我らヨンパチクルーの足にと大活躍しています。



ガレージングEXPOの時にはビッグサイトへの行き帰りに使っていたのですが・・・「あれ?ウインカーが出ない・・・」とりあえず手信号で帰宅。調べてみるとストップランプも点灯しないぞ・・・そこで車内をごそごそ・・・あ、これか。

ministopsw.jpg

ストップランプスイッチがバラバラになってました。この時点でとりあえずストップランプスイッチを発注。ウインカーリレーも見込み発注。

minifuseboxopen.jpg

改めてヒューズを確認すると「15A」がひとつ断線してました。どこの系統かわからなかったんだけど、もしかしたらこれ復旧したらウインカー動くんじゃないの?って事でリレーそのままでチェック・・・はい、動きました。

ストップランプスイッチが壊れてショート

15Aヒューズ断線

同じ系統のウインカーリレー通電しない

ウインカーは沈黙・・・

見込み発注失敗でした(汗)

mininewparts.jpg

新しい部品も届き復旧開始。ストップランプスイッチを交換しました。被覆が向けていた配線にビニールテープが巻いてあったのですがこれも剥がれてずれてましたのでやり直し。

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本来は収縮チューブなんかで処理するとスマートですよね。ただ端末を1度切ったりするのは面倒なので、今回は自己融着テープで作業。その上からビニールテープを巻きます。

予備の15Aヒューズがボックスに入っていなかったのでここまで。20Aの予備ヒューズを入れて動作は確認。とりあえず修理完了。ウインカーリレーはストックになりましたとさ。サーキットテスター、予備ヒューズ、配線に半田ゴテ等の電気修理工具を持ってきておこっと。

Jr


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エンジンオイルあれこれ

2012年03月19日 08:00

Lancia Gamma engine oil going in IMG_6817
Photo by tonylanciabeta

メンテナンスの基本は洗車とオイル交換。あ、勝手な持論です(笑)「どんな安いオイルでもいいから早めに交換した方がいいよ!」とか、「2回に1回はフィルター交換をして、更にフラッシングもすれば完璧」など経験から様々な意見がありますよね。

今回はエンジンオイルにまつわるエピソードを少し・・・

フリートラインの場合
Kick Down Garage

あまり考えずにホームセンターで安いカストロールのオイルを交換していた時は問題ありませんでした。一度、ちょっと奮発して100%化学合成油を使った事があります。エンジンを労らないとね!って感覚だったんでしょう。ちょっと走ってきてからエンジンオイルを抜き、その化学合成油を規定量入れました。その後、エンジンオイルの量を見る為にエンジンを始動しようとクランキング・・・キュルン、キュルン、キュルン、キュルン・・・・・・・・・・・・・・・(汗)いつまで経ってもエンジンがかかる気配がありません。下を覗くとオイル漏れをしてました。それも結構盛大に・・・。
なるほどね・・・とそのエンジンオイルを抜いて鉱物油に入れ替えました。もう一度クランキング・・・ギュルン、ギュル・ブロロロローン。はいエンジンかかりました。それからは、鉱物油か半化学合成油でも粘度の高い銘柄を選んで使っています。クラシックカー専用なんてのも売ってますよね。

ビートルの場合
Yellow Beetles

理由は覚えていないのですが、恐らくビートルに乗っている人の話を読んでユノカルのシングルグレードオイル(鉱物油)をガロンのペール缶で買って使っていました。フリートラインの経験があったから迷わずそうしましたよ。

オートバイの場合
1982 KAWASAKI Z400GP

最初はワコーズのオイルなんかを入れていたのですが、若い時なのでお金もなく勤務先の自動車メーカー純正エンジンオイルを入れていました。でもね、同じだと思っていたのですがあきらかにミッションの入りが悪くなったんですよ。オートバイの多くはエンジンもミッションもクラッチ(湿式多板)同じケース内にあるのでオイルにはクルマと違った性能を要求されます。試しにカワサキ純正オイルに交換したらバッチリでした。
それはたまたまでクルマ用でも問題ないのかもしれませんが、それからは有名オイルメーカーの高価なオイルではなく、純正オイルをこだわって使っています。それで開発されている訳ですからハズレはないだろうと。

Harley-Davidson FLHTC

ちなみにハーレーはエンジンオイル・ミッションオイル・プライマリーオイルと三種類のオイルを使います。(スポーツスターは違います)純正エンジンオイルはシングルグレード鉱物油です。さすが新車で買えるクラシックバイク!1/4(1クォート)単位で売っています。これで十分。シングルグレードの鉱物油にしては純正は高いので他のメーカーを使うってのもありかもしれません。オイルの性格上、劣化も早いし、日本の夏はアメリカと違って厳しいので交換サイクルには気をつけないとダメですね。ディーラーでは新車でアメリカからやってきて、すぐに日本用に硬いオイルに交換して納車をしているはずです。

レースの場合
miragecup.gif

1年だけ仕事でスーパー耐久とワンメイクレースのメカニックをしていました。ガレージ整備とレースのピットの両方です。1年じゃ経験って呼べる程のスキルアップは望めませんでしたが楽しかったですよ。
そのチームのスポンサーがオイルメーカーだった事もありいろいろなオイルを試すことができました。レーススペックの量販店では売っていないオイルを使っていましたが、予選のスプリント勝負のときは0W-30みたいなサラサラのサラダオイルみたいなエンジンオイルを使いました。今の低燃費社は当たり前に使っているようですが、昔はこんなんで大丈夫?ってすごく不安だったのを覚えています。

普通のクルマの場合
MITSUBISHI i

正直、あまりマメに交換しておりません。ダメですね・・・。ガレージにある余り物の酸化してそうなオイル使ってるし・・・。1年に1回となりますが、12ヶ月毎ではないですね。
自動車整備の専門学校の先生は新車から廃車まで10年間オイル交換を一度もしないって人もいましたよ。減れば足すだけだそうです。フィルターは詰まったらバイパスされるし大丈夫と・・・あれって何でそんな話したんだろ?うーむ。良い子は真似しないように(笑)

ここに書いたのは「Jr」の経験を書いただけで、全然オススメでもないです。基本神経質なタイプでもなくここまでなら大丈夫かな?みたいな我慢大会みたいな感じなので真似しないように。一家言ある先輩方もたくさんいらっしゃると思われ「けしからん!」とかお思いでしょうね。すいません。とりあえずスーパーセブンのオイル交換してきます(大汗)

Jr


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