がんばれトリシティー

2014年07月02日 11:51

2013年の東京モーターショーで話題になったヤマハの三輪スクーター「LMW TRICITY(トリシティー)」が発売になりました。



このblogでは過去記事「3輪車は子供だけのものじゃない」をはじめ何度か取り上げています。このトリシュティーの予定販売価格は40万円台と伝えられていて、その価格なら普及するんじゃないかとワクワクした事を覚えているのですが、実際の販売価格は33万円(税抜)とのこと!タイ生産ではありますがこれは安いんじゃないでしょうか。同社シグナス125が27万円(税抜)ですからね。これは驚きました。



個人的にはエッジの効いたこの手のスクーターデザインがあまり好みじゃないのですが、パッケージングとしては凄く興味があって、日本で走っている軽自動車の10%がこれに変わったら世の中が変わるんじゃないかと想像したりします。

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最近は地元でも自転車通行帯の整備がチラホラ見られるようになってきました。この日は自転車で最寄り駅まで走ったのですが停車車両専用スペースになっていて結局は大きく車道にはみ出して走行しなければなりません。バスレーンや自転車レーンがいくら整備されてもこの状態。実際にこれだけクルマがいたらそっち優先になっちゃいますよね。自転車をはじめ、マイクロカー、シニアカーにこの手の3輪スクーターなど速度域の違う乗物を無視できないくらいにならないと、悲しいかな世の中は変わらないんじゃないかとも思ったり。

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ですから、これからのパーソナルコミューターについてとか、道路利用の今後についても大きな1台になって欲しいのですが、やっぱり"楽しそうだから乗ってみたい!"って思わせないとね。それをバイクに乗った事がない方にも伝わったらいいですね。

Jr


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素材が大事!?

2011年09月16日 14:51

東レが電気自動車を発表しましたね。同社が持っている炭素繊維技術の粋を集めた試作車で、デザインはゴードン・マレー。電気モーターなどのユニットはテスラなのかな?

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写真及び情報ソースはTechCrunch「TEEWave AR1: Japan Gets New Electric Sports Car」

当日のNHKのニュースにもなっていましたが、「カーボンボディーを作りました」って聞いて「え?それだけ?」と正直思ってしまいました。それだけだったら別に新しい事じゃないでしょ?これによって、一部の超高級車アフターパーツに使われているカーボンを、普及させるのが狙いだと思われますけど。

有名な話ですが、炭素繊維の世界シェアの第1位は東レで三菱レイヨンなど日本の数社でほとんどをカバーしてしまう日本発の技術。ボーイングなどのジャンボジェットや身近なノリモノである自転車でも多く使われています。

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この写真はイタリアの自転車ブランド「ピナレロ」社のトップグレードのフレーム。誇らしげに「60HM1K TORAYCA」と書いてあります。東レ製の、その中でも高性能の炭素繊維が使用されている事を表しています。

DOGMA60.1やKOBH60.1のフレーム素材として採用された“TORAYCAⓇ カーボン60HM”は、世界最高レベルの技術を有する日本の「東レ」とのコラボレーションにより、現在自転車業界ではピナレロ社のみが独占的に使用することが可能なカーボン素材。60HMとは60トンの荷重に耐えられる強度を示し、これは市場でも最高グレードに属する素材なのです。
ピナレロウェブサイトより

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スイスのBMC社のウェブサイトがカーボンフレームの製作工程を動画で詳しくレポートしていて面白いですよ。炭素繊維からどうやってチューブができて組み合わせていくのか?興味がある方はコチラ

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今ではトップレーサーはもちろん、休日に河川敷を走るロードレーサーの多くがカーボン製のフレームを採用しています。軽量で高強度。振動吸収性もよく、それらを部分部分でコントロールできるのがメリットです。

釣り竿やゴルフのシャフトでも当たり前のように普及している事からも剛性と弾力性のコントロールに優れている事がわかりますね。

ぶつけた時の修理の問題など一般的にはなかなかまだ課題があるとおもいますが、軽量化は何よりも正しい事を、感覚的に私達は知っています。カーボンが広く普及して、例えばフルカーボンボディーのCATERHAM SUPER7があったら・・・ワクワクしちゃいますね。エコはもちろんですけどね・・・(苦笑)

でも、カーボンとかチタンとかマグネシウムとか・・・そんな言葉に男は弱いなー。

Jr


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自転車からエコカーを考える

2011年07月06日 19:53

エコだ!エコだ!と言われて久しい自動車業界ですが、買い替えをさせたいだけじゃない?って思ってしまう所が多々あります。(「エコ替え」なんて悪夢のようなキャッチコピーや補助金をもらうには廃車しないとダメとかね)
ただ、3.11以降はライフスタイルを変える覚悟みたいな想いが共有されて状況は変わってくると思いますが・・・。

自転車の省エネって?
48PRODUCTの3人は実は自転車も大好きです。自転車は自分の体力がエンジン。限りある小さな力でなるべく速く遠くに行きたい。ですからクルマよりもストイックに省エネに取り組んでいます。クルマで例えるとエコランに近い考え方ですね。どんな工夫をしているかちょっと紹介します。

シャーシ(自転車本体)
1.軽量化
動かすのは軽い方が楽。当たり前の話ですよね。自転車ですとそれがよく分かります。自転車の構成部品で一番大きいのはフレーム。自動車でもお馴染みのカーボンで作られます。フレーム単体で1kgを軽々下回ります。また回転部分の軽量化も有効。ホイールもカーボン製が増えてきました。細かい部品も徹底的に重量が削られてチタンやアルミ素材も適材適所に使われています。
ただ、レースの世界においてはフレームにハンドルやタイヤ等を取り付けた完成状態で最低重量が6.8kg以上にする事となっていて、これ以上の軽量化は必要がなくなってきました。

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Cannondale Super Six Evo

2.空気抵抗低減
自転車に乗ってて向かい風って辛いですよね?自転車の最大の的は空気抵抗なんです。軽量化を追求しなくてもよくなった結果、如何に空気抵抗を軽減する形状にするかが次の争点になっています。
アメリカのスペシャライズド社はF-1で有名なマクラーレンと共同開発したフレームを製作しました。しっかりとマクラーレンの名前が入っています。

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Specialized Japan
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road.cc

現在開催中の世界最大の自転車レース「ツール・ド・フランス」ではエアロ効果を追求したロードバイクが各社から発表され実践に投入しテストされています。
フレームのレイアウトは基本的にダイヤモンド型を維持して、そのなかでの工夫がなされています。パイプの形状にワイヤリングの内蔵やブレーキキャリパーの位置など様々な工夫が面白いです。

回転するホイールも速度よりも空気抵抗を受ける部分ですね。あの細いスポークの数が多くて長ければその影響をより受けてしまいます。ですからリムを高くしてより短く、そして少なくてすむようにするんですね。

レギュレーションが違うトライアスロンやタイムトライアルで使う自転車の方が空気抵抗軽減については、もっと大胆なアプローチがなされています。
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TREK Japan
Leopard-Tre.jpg
road.cc

翼断面のパイプで構成されたフレームで全面投影面積を減らし、ながらも巨大なパワーを受け止められるように剛性を高めています。また、ボトルの形状も専用で設計されていて、これを付ける事で更に空気抵抗を下げられるようになっているのです。ですから、補給を必要としない短いタイムトライアルでも空のボトルを取り付けてスタートするんですよ。

3.剛性アップなど
ペダルから入力した力がロスなくホイールの回転に伝わるように各部の剛性を上げます。更に機械損失を減らす為にチャーンやギヤなどにも工夫がなされます。


エンジン(人間)
クルマでも省エネって言えばエンジンが主役。自転車で言うと人間。ですから、人間をどうにかしないと行けない訳です。出力を長い間出し続けることができるポジション。学生みたいにサドルを下げてチンタラ漕いでるなんてもってのほかです!発汗量の多い運動なのでドライ素材のウェアーも必要です。それはより快適な状況で運動能力を発揮する為の工夫です。



さきほど自転車本体の空気抵抗について書きましたが、自転車自体が受ける空気抵抗は、人間のが受けるそれに比べれば実はたいした影響はありません。ですから、人間の方で空気抵抗が小さくなるように改善した方が効果は高いのです。
その為に空気抵抗の少ないポジションが必要になります。ハンドルがドロップ形状になっているのはその為です。その他にウェアーが風でバタバタしてたらロスになりますから、ピッタリと体にフィットしたジャージを着用します。安全性を高めるヘルメットだって空気抵抗を抑える形状になってますね。

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cyclowired

あとは、トレーニングで少ない心拍数でも高い出力を出せるようにするのみですが、それはまぁおいときましょう。

じゃぁ、クルマはどうなのよ?
どうしてもエコカーの技術って電気モーターやハイブリッドのシステムの方に注目しがちですが、それ以外の抵抗を減らす努力も当然いろいろな所で行なわれているんです。空気抵抗係数の低減だったりタイヤの転がり抵抗だったり、軽量化だったり。

ハイブリッドカーが同じようなカタチをしているのは空気抵抗係数を減らす為ですね。5人乗りでゴルフバッグが2つ入って・・・と条件を決めて、風洞実験を繰り返してなるべく空気抵抗係数を小さくする努力をすると同じ所になるんでしょう。

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AutocOne

空気抵抗は少ない方がいい!軽い方がいい!
それならもっと割り切って尖ったEVがあってもいいのになぁー。尖ったって行ってもテスラみたいな尖り方じゃなて、例えば2人のタンデムで空気抵抗係数を抑えたアルミボディーの超軽量タイプとかね。もちろんゴルフバッグを積む程の積載スペースはいらないよ。荷物をたくさん積む時は1人しか乗らないって割り切りでもいい。パッケージからライフスタイルから変えちゃうような。

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Photo by lili.chin

普通のラインアップに当てはめない。「これ一台でなんでもできちゃいます!」じゃなくて「これ1台で普段は大丈夫です」。みんなで出かける時は電車?バス?レンタカー?他の手段を考えましょう・・・でもいいですよね?

Jr


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次世代ってこんなカタチ?

2011年06月15日 18:31

今日はスマートグリッド展&次世代自動車産業展へ行ってきました。

目当ては電気自動車の試乗会。以前、i-MiEVには乗った事がありますが、今回はミニカー登録の小さいタイプ。

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ミニバンタイプの電気自動車。一人乗りで、配達に使う事を想定して開発されたそう。電気モーター駆動のミニカーと聞くと未来的な外観を想像しますが、こんなガラスエリアが小さい、チョップトップされたような外観は新鮮ですね。なんでも試作第一号でテストもまだまだのようでうすが、普通に走るし、止まりました。
ペダルの位置関係やその他フィーリングはまだまだですが、楽しいですね。ファニーでファンでワクワクしました。

会場内には試乗はできませんでしたが、電気モーター駆動のクルマがちらほら。

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前2輪・後1輪のスリーホイーラー。電気で動くパーソナルカーってこんなカタチ想像しますよね?

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山形の高校生が作ったEV

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ボディーに合わせてクラシックな細いタイヤとホイールが決まってる!

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一番インパクトがあったのがこれ。地中に埋めるタンクを型に作ったボディーにフレームやアームまでグラスファイバーで作られてました。

他にYAMAHAの電動バイクEC-03の試乗もしてきましたよ。

次世代くらいじゃ、まだクルマは空を飛びそうにないですね(笑)とりあえず、内燃機が電気モーターに変わっただけみたい。そんなのはむかーしからある訳で・・・

トヨタさんも「SAVE THE CAR」なんておっしゃってますが・・・次世代のクルマって何なんでしょうね?

Jr


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古くて新しい

2011年05月26日 11:43

先週5月18日~20日に開催された「人とくるまのテクノロジー展2011」に行ってきました。
自動車技術展・EV技術展と唱っているように、それら関連技術の展示会です。デバイス・モノの関する展示が中心で、それらの技術でどんなワクワクするカーライフを送ることができるのか?そんなプレゼンがあればもっと面白いんですけどね。楽しかったりカッコ良くなきゃ。

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帰りに新しい日産のショールムへ。そこに鎮座していたのがこのたま電気自動車(E4S-47-1)。1947年ですからもう60年以上前のクルマ。今や、自動車の未来ともてはやされる電気自動車もこんな昔から開発してたんですよね。1950年くらいまではタクシーとしても使われていたそうですから驚きます。

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零戦を作っていた立川飛行機が戦後にトライしたのがこの電気自動車。キッカケは原油不足なので、その辺も状況は同じですね。

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最高出力4.5PSで、最高速度は35km/h。航続距離は65km。今の道路事情ではとても使い物になりませんが、この時代にこれだけの事が出来ていたのが凄いですよね。

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大きさも色も親しみがわくスタイル。ケータイにつながるとか、カメラがついてるとか、クルマがパソコンみたいになっていきますが、運転するのはまだ人間。運転して、所有して楽しい電気自動車ならいいな・・・と思うのももう古い考えなのかな?(苦笑)

Jr


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