はじめてのアメリカ車

2015年02月10日 08:00

地元の企画で昭和の写真を募集しているとの事で昔の写真アルバムを引っ張り出しました。引越の時からロフトに上げっぱなしだったので少なくとも7年以上開いてなかったのかな。このblogをはじめた頃に書いたプロフィール的記事でも過去所有のクルマ(デジカメ以前だから1998年以前かな)に付いては同型車種の拾い物写真でごまかしていましたからね。そんな訳で昔乗っていたエルカミーノ写真をiPhoneで撮影してきました。

1985 CHEVROLET El Camino
エルカミーノ

これがはじめてちゃんと購入したクルマ。'85年式のエルカミーノです。それ以前は職場環境を活かしてもう解体行きみたいなクルマを乗り継いでいたので。はじめてのアメリカ旅行で時差ぼけもなんのそのバスの車窓からアメリカのハイウェイを走るクルマを眺めていました。そこで強い印象に残ったのがセダン型のピックアップ。もちろん雑誌などではエルカミーノを知っていましたが実車の佇まいにやられてしまいました。まさか数年後に日本でそれに乗っているとは想像もしなかったけど。

エルカミーノ

まだ社会人3年生くらいかな?オートバイやスノーボード、バンドにサッカーなどいろいろ忙しくて洋服にもお金かかるしね。だからエルカミーノは相場の最低限で購入しました。もう納車の時から調子が悪くてよくプラグがかぶって帰れなくなったなぁ・・・。仕方なく砂利の月極駐車場でヘッドを降ろしました。リジットラックで少し上げているだけなので1本ものの長いマフラーを逃がすのが大変だった記憶があります。この時にガレージがあったらな。この記憶が現ガレージにリフトを入れる事になった原動力かも。

エアコンが壊れてていつも着替えをたくさん持って出掛けた事やオートバイを積んでカリフォルニアな気分を味わったり、憧れのベンチシートに彼女と並んで座ったり・・・いろいろ思い出しますねぇ。ちなみに1948フリートラインが我が家にやって来るのはこの少し後なんです。

これを機にネガフィルムをデジタル化してみようかなと思いました。100年プリントなんてCMやってましたけどやっぱり色褪せてきますからね。そこでスキャナーを購入するか、それとも業者に頼むか?フィルム1本300円〜なんてのもあるようで、手間を考えてもお願いしちゃった方が良さそうだと思いますが・・・経験ある方いらっしゃいますか?

Jr


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らしいクルマの選び方

2015年01月29日 08:00

気味が悪いおっさんの自分語りなのでスルー推奨です(苦笑)

それぞれのドリームカーって記事を書いてから改めて自分の好きなクルマって、基準って何だろうな?なんて事を考えています。いろいろな価値観の所でもちょっと触れましたが、不人気なクルマや正当な評価を受けていないクルマに対する特別な感情がある事に気が付きました。

cultusconv.jpg

過去に乗っていたカルタス・コンバーチブルもそんな基準で選んだクルマでした。初代ロードスター(ユーノス)だって同じくらいの価格で選べたし、運転が楽しい事も知っていたし好きなのに、ついカルタス・コンバーチブルを選んでしまう・・・それは何故ですかね。

chevycoupe71.jpg

アメリカ車のマッスルカー的ピークは1969年まで(ギリギリ'70年)でひと区切りになると思っていますが、私はオイルショックや安全基準強化で牙を抜かれた直後(1971年以降)のクーペがやけにカッコ良く見えます。
その理由は映画の影響も大きいのかもしれません。ムービースターのところで書いていますが70年代前半のアメリカンクーペは車種、メーカー問わず映画にも良く出て来ますが、乗っているのは社会的に成功を収めているとは言えないまだ何者でもない男のクルマなんですよね。たまたま手に入れた古いクーペを下駄にして転がしている風情に憧れを抱いた訳です。

zakured.jpg

これ20年振りくらいに製作したガンプラです。ただ素組みして墨入れしただけですが最近のプラモデルはよく出来ています。この機体はご存知シャア専用ザクですが、次はオレ専用ザクを作ってみたいとずっと思っています。自分がジオン軍の隊長クラスになったとしたらどんな専用機が欲しいか・・・痛い話しですいません(笑)でもこんな事考えた事ってありませんか?

xs650spcial_touge.jpg

ケニー・ロバーツが大好きな事もあって手に入れたXS650もUSインターカラーのダートラ仕様にはしないでこんな風にカスタムしたのもきっとそこなんだよな。様々なクルマやオートバイ、メーカーやビルダーにレーサー、ブランドをリスペクトする気持ちはあるし、まつわる伝説やストーリーは大好きなんだけど。実際に手を入れたクルマやオートバイはオレ専用○○じゃないとね。

そんなJr憧れのクルマは・・・

toyocrowncoupe.jpg

憧れって言われるとナローのPORSCHEとかあるのですが、もっと現実的に今いいなって思うクルマで考えましょう。そのまま70年代前半アメリカンクーペと言いたい所ですが、日本で乗ると途端に下駄にして転がしている風情が出ません。そんな観点から考えるとクラウンの2ドア・ハードトップなんて私のツボです。不人気とかさっき言ってた事を考えるとクジラのクーペも考えられますが、ちょっと顔が好きじゃないので。シンプルでクリーンな初代2ドアハードトップがいい。外観はやれてていいから内装は黒のレザーで張り替えて、機関はバッチリにして下駄の如く転がしたいなぁ。実際下駄のように振る舞うには水面を優雅に進む白鳥のように水面下では努力が必要なのは言わずもがな。

結局自分のキャラクターがあって、日本に住んでいて、そこでどんな生活をしているか、どうやって使うか・・・それらを全部ひっくるめてカッコイイクルマの要素が決まるって所かな。クラシックカーを共有財産として一時預かる・・・そんな考え方に共感を覚えリスペクトしながら、まだまだ若輩者のワタクシはこんな感覚でクルマを見ています。

Jr


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黄色いビートルとデジタルカメラ

2014年02月25日 08:00

20世紀の終わりの頃に Jr が乗っていたのがこのビートル。1972年式で自分の一個上。憧れの生まれ年は少し外してしまいましたが、雑誌の個人売買で近所の人が出していたので即決しました。



サイドステップやバンパー、内装など欠品しているのは、前のオーナーがレストア中に投げ出しちゃったから。面倒なボディーはキレイにしてあったから後はコツコツ・・・なんて思っていたけど、オートバイカスタムに忙しかったのでこっちは結局手つかずに。



一度は所有してみたかったビートルでしたが、あまり熱中する事なくビートル好きの友人に譲る事に。この後、結婚したりしてタイミングもあまり良くなかったんですよね。



あまり遠出をした記憶はないのだけれど・・・面白いエピソードが。筑波山ではNEWビートルの隣に停めてロープウェーへ。帰りのロープウェーで居合わせたカップルが「隣に古いのが停まってるよー」とどうやらNEWのオーナーみたい。「やっぱり新しい方がかわいいよねぇー」なんて言ってってね。まぁ、黙っていても良かったんだけど「俺は古い方が好きだけどなぁー」なんて聞こえるように返してその場を凍りつかせました。(細かいニュアンスは忘れたけどこんな感じ)こんな所は大キライだと妻は申しております(苦笑)

qv8000sx.jpg

デジタル写真のデータに撮影したカメラのデータも入ってましてね。このビートルを撮影したのはCASIO QV8000SXってデジタルカメラみたい。30万画素でCASIOが民生用のデジタルカメラを出してから数年で200万画素時代になっていましたが、このカメラは一世代前のスペックで130万画素。しかし回転レンズと8倍ズームって飛び道具的な個性に惹かれて購入したのでした。

フィルムカメラ時代からデジタルカメラに移行するにあたり、まだまだ画質は望めないのであれば、デジタルにしかない個性を求めました。それが回転レンズだったんですよね。あとマクロ撮影もそうだったな。カメラとの付き合い方が一気に変わる予感にワクワクしました。バランスよりも個性。あばたもえくぼ的なチョイスがやっぱり好きなようです。

こんな事を繰り返すことによって自分のセンスって磨かれていくのかもしれません。それが必ずしもセンスが良いってことでは決してありませんけどね(苦笑)ネットで簡単にレビューが見つけられて"コスパ"を追い求めるような事を繰り返していたら一体どうなってしまうのだろう?

断捨離なんて言葉が流行ってます。イメージ的にシンプルでなんだか今っぽい生き方のような感じがします。しかしモノに縛られる覚悟・・・いや、モノと徹底的に向き合う生き方だって、それはそれでカッコイイじゃないですか。クラシックカーが好きの人はみんなそんな人ばかりですよね?

Jr


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24 hours endurance race 2

2012年06月22日 08:00

恐らくレースはあと4時間くらいの所だったでしょうか。ここで大きなトラブルが発生しました。エンジンブローです。想定している中で最悪のトラブルです。

'想定している中で'と書いたように、いくつかのトラブルを予想して準備をしています。それまでのシリーズ戦でも同じクルマを使っている他のチームではハブのトラブルが多かったんですよ。市販車改造クラスのアキレス腱なんだと思いますが、スリックタイヤで長い時間レーシングスピードで走るとハブが堪えきれなくて破損してしまうんですよね。

wheeluubbearing.jpg

あまりにも破損が多かったのでメーカーも対策品を用意してくれていましたが、長丁場だとそれも堪えられるか分らないって事でハブ交換の練習はかなりしました。しかし、元々、私達のチームはこのトラブルが少なく、それはアライメントに違いがあるからじゃないか?なんて言われてましたけどよくはわかりません。他のチームは数回交換をしていましたが、結局私達のチームはそのまま走りきっちゃいました。

Lancer Evolution Engine
Photo by Hurock24

エンジンブローした時にリタイアか?それとも交換してレースに復帰するかの判断が監督に委ねられます。残り時間とトップチームの予想周回数を計算して、復帰すれば完走ができると判断してエンジン交換に踏み切ります。

Luc Alphand Aventures - Corvette C6R
Photo by Dave Hamster

通常のレースではピットにクルマを押し込んで交換作業を行うのですが、このレースでは特別レギュレーションがあって、メインスタンドから見える特別ステージで公開作業を行うんです。特別ステージってただのアスファルトの上ですけどね。メインスタンドから見えるようにテントなんかもありません。ピットから数十メートル離れたその場所に交換エンジンはもちろん、エンジンハンガーやジャッキ、リジットラック、工具、油脂類から何まで全部人海戦術で運んでいきます。まぁ、ラリーの現場を想像してもらえばいいのかな。

Untitled
Photo by Ford in Europe

そこで、観衆が見守る中エンジン交換スタートです。もうレースも20時間も経過して太陽も燦々と降り注ぐ中、体力も限界に来ていましたが、やっぱりアドレナリンって出るんですね。もう一心不乱に作業しましたよ。レースカーだからエアコンやカバー類など余計な部品は付いていませんが、基本的には市販車と同じ構成なのでGTカーなどと比べたらそれは大変です。特に4輪駆動車だったので工数も増えますからね。ドライブシャフト、プロペラシャフト、トランスファーを外してエンジンとミッションはくっついたまま取り出します。
観客の方々には最高のアトラクションだったと思いますよ。マグロの解体ショーみたいなもんですからね。こんなサービスがレースには足りないんだろうなぁー。

Dynojet Racing BTCC Toyota Avensis
Photo by Toyota UK

なんとか2時間弱くらいだったかな?エンジン交換を終わらせてレースに復帰。無事に走りきってクラス3位で終えました。感慨に耽る暇もなく慌ただしく撤収をして・・・気絶するように眠りたい所でしたが、若手社員の研修を兼ねて社長が観戦に来ていたので慰労会みたいなものを設けて下さいまして・・・まぁ、座りながら寝てましたけどね(苦笑)

In the pits with the team
Photo by CHEVROLET EUROPE

そんな思い出があるので、どうしてもドライバーよりもメカニックの目線でレースを見てしまう自分がいます。たった1年のレースメカニック体験でしたが、なかなか面白い事をさせてもらったなと感謝しています。

ドライバーが「メカニックに感謝しています。」なんて言うのも、決してリップサービスではなくそう思っているんだと思いますよ。レース関係者の皆様、お疲れさまでした。

Jr

24 hours endurance race 1

2012年06月21日 08:00

以前、アップした記事のつづきを予告しておいて忘れてました。ちょうどル・マンも終わった事ですし、私の24時間耐久レース体験記をちょっと。私の1年間で体験した範囲の話しかできませんが、雰囲気だけでも伝わるかな。

ル・マンのドライバーインタビューを何人かテレビで観たのですが、皆さん「チームのメカニックに感謝します」と付け加えていたのが印象的でした。何時間も集中力を切らさずに極限状態で走るドライバーは尊敬に値しますが、メカニックも大変なんです。

メカニックの人大杉!?
ピットを見ていてメカニックが多すぎるんじゃないか?って思う人もいると思うんですよね。でも24時間となると多くのメカニックを必要とします。まずタイヤ交換があるから各タイヤに1人で4人いりますよね。更に給油があるのでクイックチャージャーをガチッと押し込む人と近くで消化器を構えている人の2人が必要です。給油とタイヤ交換で最低6人。

2007-Audi-R10-TDI-Le-Mans-Winner-Pit-Stop-Top-Closeup-1280x960
Photo by daigoasx

それと、ピットに入って来たクルマの目印となるように看板を持っている人も思い浮かびますか?フォーミュラーやル・マンカーだとてこの原理でジャッキアップする人ですね。ツーリングカーの場合は車重があるのでそれでは上げられません。その代わりにエアージャッキが仕込まれているのでエアホースを接続してジャッキアップします。ここに2人。(前輪と後輪を同時に交換出来ないので、後に交換する人が兼任してたかな)

Roman Rusinov - Lamborghini Murcielago - Spartak Racing - Le Mans 24H
Photo by Roman Rusinov

4時間くらいのレースであればこの人数プラスαで対応できるのですが、24時間となると更に増えます。タイヤ交換をした時にタイヤを受け取って新しいタイヤを渡す人や、フロントガラスに付いた虫の死骸を掃除する人やクルマの前に送風機を置いてラジエーターに風を当てる人など・・・もちろん兼任もするのですが、誰がどの仕事をするか?はもちろんルーティンでピットインした場合にどのフォーメンションで動くかなど細かく決めてあります。

私はこのカテゴリーには追加招集されたので最初に挙げたタイヤ交換や給油には関わっていません。やはり何度も行うルーティン作業は慣れているメンバーがいいだろうとの判断でした。じゃぁ、何を担当していたかと言うとタイヤを受け取って渡すのと、ガラス掃除。なんだ楽勝じゃんって私もここまでは思っていたのですが、更にブレーキ交換が命じられました・・・。

どうやれば早く!?
通常の耐久レースではブレーキ交換の必要はないのですが、24時間レースでは最低1度交換する必要がありました。私のいたチームでは一度だけフロントを交換する作戦。なんか助っ人なのにとんでもない仕事を命じられたなーとちょっとブルーになりましたが観光に行く訳じゃないですからね。どうやったら早く交換出来るかガレージで構想を練り、練習をしましたよ。

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Photo by Island Capture Photography

パッドを交換するのに一番早いのは、キャリパーにパッドが残ったままアセンブリーで取り外して、すでに新しいパッドがセットされたキャリパーに交換する事としたのです。オイルラインのエア抜きは必要がないようにブレーキホースはクイックコネクター式にしました。(交換するキャリパーは、車両に組み付けてエア抜きが終わった状態で取り外し準備)どうせキャリパーを外すので焼き入れが終わったローターも新品に交換します。

赤く燃える
ブレーキ交換は明け方。夜のホームストレートを駆け抜けるクルマのブレーキは真っ赤になってキレイなんですよ・・・いや、その時はキレイなんて一つも思いませんでしたけど・・・ハードなブレーキングを繰り返しているのでブレーキローターは摩擦熱で真っ赤に燃えてるんですよね・・・(苦笑)

IMG_8011
Photo by richardkortland

ついにブレーキ交換のピットイン。フロントタイヤを外してもらい、ポジションにつきます。軍手を重ね耐熱グローブをしていてもしっかりと熱は伝わって来てきますが、それは我慢が出来るレベル。でもね、交換するためにタイヤハウスの中に頭を突っ込みたいのですが、ローターから熱気が上がって来て入れられないんですよ。頭を入れようにも人間の防衛本応なのか、頭がフェンダーに当たってしまう。こんなにタイヤハウスって小さかったっけ?ってね。

今思えばゴーグルをしておけばよかったのでしょうが、始めての経験ではそこまで頭が回りませんでした。なんとかブレーキキャリパーを外して、ローターを外し交換完了。練習のおかげでそれなりの時間で終えましたが、しばらくしたら何カ所か火傷している事に気がつきました。

ピット作業以外
ピットにクルマが入ってない間はヒマのなか?と思われるかもしれませんがそうでもない。まずタイヤの入れ替えが大変でしたね。摩耗したタイヤを台車に乗せてピット裏のタイヤサービスまで持ち込み、新品のタイヤに組み替えてもらってピットに運ぶ。これは何回やったのかな。雨が降りそうなものならレインタイヤも準備するので回数が増えます。

Tires for Le Mans
Photo by Audi USA

あとは、サインボードを出してタイム差や周回数をドライバーに知らせたり・・・。
それと、レースのメカニックにはガレージ作業も行っている人と、サーキットだけに来る人がいて、ガレージ作業も担当している私は様々な人にいろいろな事を聞かれる(あの部品はどこだ?)のでそれの対応で忙しかった気がします。

でも、そのレースにだけくるメカニックの人たちは本当にプロのレースメカニックの人達でした。一番驚いたのはレースがスタートして間もなく、私達は興奮してモニター見たりそわそわしているのですが、そんな時にもう仮眠してるんですよ。寝ないと一番大変な時に動けないって事なんですけど驚きましたね。私は素人なので恐らく5分くらいしか寝てないと思います。レースは24時間ですが、スタート当日の朝から準備をしていますし、その前日の予選で何かあった日には睡眠時間はまとまって取れないので寝られる時にすぐに眠れるスキルは必須なんだと思いました。

まぁ、大きな接触事故もなくレースは進行していたのですが・・・

つづく