Killer Elite

2018年10月25日 08:00

映画「THE BANK JOB」で大ファンになったジェイソン・ステイサム。普通はトランスポーターシリーズとかなんでしょうけどね(笑)求められるキャラクターを一貫して演じ続けるところが信頼できます。重要な脇役として大作に出演する傍ら、主演作はどこか昼下がりのロードショーの匂いがする作品ばかり。今回の「キラーエリート」もそのひとつ。

キラーエリート
舞台は1981年の英国ロンドン。元傭兵、殺し屋のステイサムがかつての仲間であり師匠を助けるために、元SAS隊員3人を事故に見せかけて暗殺するというストーリー。大事なのはストーリーではなく設定の舞台。80年代初頭のロンドンって事は出てくるクルマやオートバイはカッコイイって事です。

KAWASAKI Z1-R
kawasaki z1r

ステイサムはとある場所に現れた際に乗っていたのはカワサキの空冷四発。ZをベースにしたメーカーカスタムカフェレーサーZ1-Rです。劇中ではアイスブルーの個体が出てきます。別に愛車でもないし活躍もしないのですが、このチョイスは嬉しい。

1974 Ford Granada Coupé MkI
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後半のカーチェイスでステイサムがこのクルマを奪って逃走します。V8、5リッターを積んだモデルもあったようですね。

1977 Ford Escort GL Rallypack 2 litre MkII
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ホテルの駐車場にはエスコートが泊まってたので、こっちに乗ってくれないかワクワクしてました。

1972 Ford Cortina XLE 6 MkIII
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正直映画の細かい部分を全く覚えてなくて(苦笑)コーティナがどんな設定だったか忘れましたが、現在のCGバリバリのカーチェイスとは違い質量を感じさせるリアルなカースタントはやっぱりいいですね。

1970 Aston Martin DB6
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1974 Jaguar XJ6 [Series II]
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敵役はもちろん英国製の高級車。それ以外にもシトロエンのDSやSMも出てくるし、街角にはブルーバード、ランクル、シビックなんかも見切れてます。BMW R100の使い方も良かったな。そんな部分を楽しめる人であれば見る価値があるかもしれません。お時間があれば是非。

Jr

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The Nice Guys

2018年08月29日 08:00

ちょっと信用できない私立探偵(ライアン・ゴズリング)と暴力でトラブルを解決する示談屋(ラッセル・クロウ)さんのバディムービー。正確にはバディとよくできた子供のバディ+1ムービーかな。舞台は1977年で自動車による大気汚染の問題が深刻化。それをモミ消そうとする巨大な組織とそれにまつわる問題を解決しようって感じです。70年代ノワール映画の雰囲気と80年代コメディを見事にマッシュアップした娯楽映画ですね。元々がテレビシリーズの企画だったらしく軽く楽しめます。

1968 Oldsmobile Toronado
トロネード
トロネード

タフガイな示談屋はラッセル・クロウが体重を大増量して演じているのですが、かれの愛車がオールズのトロネード。もこれが最高にカッコイイ。こんなクルマでカリフォルニアをドライブしたいな。



このトロネードですが、スタイリングはアメリカンスペシャリティカーの記号を踏襲した美しいクーペですが、実はFF(前輪駆動車)だって信じられますか?これだけエンジンルームが大きいのでV8を縦に積んでトランスミッションもそのままエンジンルームの収まっているとしても驚きはないですけどね。足まわりだとかも構造的に独自で当時のアメリカ自動車産業の勢いを感じます。

ちなみにFFなんでこんなリムジンも作られました。そのまま6ホイールライフです。

Mercedes-Benz 280 SE Convertible [W111]
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一方詐欺師的私立探偵の愛車はMercedes-Benzのオープン。パパはお酒を飲むので娘が運転しています。カリフォルニアの強い日差しで塗装はかなり傷んでますね。ブラウンの車体にベージュのレザーシート。

1973 Chevrolet Chevelle Laguna
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最後のシーンでMercedes-Benzのオープンとすれ違う1973年の赤いシェベルを発見。特徴的なテールランプでピンときました。

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Mercedes-Benzに乗るライアン・ゴズリングは以前ココでも紹介した映画「ドライヴ」で1973年式のシェベルに乗っているのですが、それと同じ年式のシェベルが出てくるのは狙いなのか!?と深読みしてひとり大興奮。グレードも違うし多分偶然なんでしょうけどね。こんなつながり(コジツケ)を発見するのが楽しいのです。

他にも自動車ショーでとある計画が実行されるストーリーで1977年当時に発表されたコルベットやペッパーカーなんかも出てきます。凄腕ドライバーによるカースタントはありませんが、移動シーンがそれなりにあるので1977年のクルマ鑑賞映画としてもなかなか良いですよ。

単純にアンチヒーロー的な映画が好きだし、ライアン・ゴズリングファンなので贔屓目で見てるかもしれませんけどね。やはりボロい2ドアクーペを下駄にするのはカッコイイ。

Jr

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Mission: Impossible - Fallout

2018年08月21日 11:24

夏休みに映画は観にいきましたか?私は今話題の「カメラを止めるな!」と「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」を観てきました。どちらも最高に楽しかったのですが、今回取り上げるのはフォールアウトの方です。過去作だとBMWやAudiのスポンサーで同じメーカーの車オンパレードになる印象でしたが、今回はもう少し種類が多かったかな。

BMW 5 E28
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イーサン達が準備して逃走に使った車は最新型ではなく古いBMWの5シリーズ。わざわざ準備したのだから心臓はMシリーズの4バルブの3.5ℓエンジンに換装しているはずと勝手に妄想を膨らませます。

2017 BMW R nineT Scrambler
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序盤の魅せ場になるフランスでのバイクチェイス。イーサン(トム・クルーズ)が乗るのはBMWのスクランブラー。凱旋門の周りをノーヘルで爆走します。跨ったけどエンジンがなかなかかからない!みたいな古典的ハラハラドキドキ喚起手法には苦笑いですが、その後の迫力シーンの連続には大興奮でした。

Triumph Tiger 800 XC
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全部BMWだらけと思いきや、トライアンフのXCも大活躍シーンがあります。石畳などが多い欧州ではこの手のバイクが人気あると聞きますが、映画的にもバイクチェイスの幅も広がる(アグレッシブな上下移動もできる)し良いチョイスなんでしょうね。

最後の方にディフェンダーも出てきますが、最大の見所はヘリコプターシーン。この撮影アイデアを実現させるために、ヘリの訓練をしたトム・クルーズですが、実は職業パイロットには危険すぎて断られたからだとか。有名な骨折シーン以外にもいまだに体を張ってます。脚本の細かいことは気にせずに思いっきり楽しめる映画でしたよ。週末は天気悪いみたいなので映画でもどうですか?

Jr

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American Honey

2018年08月01日 08:00

いわゆる青春ロードムービーです。ロードムービーといっても物語の中で行われる旅の目的地と映画の終わり(ストーリーの集結)がリンクしているようなカタルシスはなく、話の推進力はとくにありません。貧しい田舎町で兄弟の面倒を見ながら暮らすスター(18歳女性)が、ある日フォードのバンで全米を回りながら雑誌の販売をしている集団と出会い、それに乗り込む事になります・・・

2009 Ford E-350 Super Duty XLT
ford

ホワイトトラッシュと呼ばれるような同じような境遇の若者がラップミュージックを響かせながら街から街へと旅をします。クルマの中のシーンもたくさん出てきますよ。昔、スノーボードのビデオで雪山へ向かうシーンなんかを思い出しました。

2001 Ford Mustang
1999-2005 FORD MUSTANG

劇中では白のオープンボディが使われています。タンカラーのレザーシートと合間ってアメリカのカラッと空気の下を走るシーンは抜群にハマりますね。雑誌販売をする若者たちをまとめるボス(女性)が助手席に、ドライバーはトップセールスマンの男性。原点回帰した6代目のモデルではなく、今では中途半端になった5代目を使うあたりがツボですね。

1974 Buick LeSabre Luxus Convertible
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Photo by Jānis Auriņš

カンザスシティ(ミズーリ州)だったかな。白人富裕層が暮らす街で出会うカウボーイハットをかぶった3人の男たちがドライブするビュイックに遭遇します。

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劇中では真っ白のコンバーチブルに真っ白のカウボーイハットとウエスタンシャツ、リジッドのデニムを着こなすステレオタイプな西部の富裕層。広い牧場には馬が走っていて、丘の上にはプール付きの豪邸’(セカンドハウス?)がある感じ。プールサイドでBBQとかやっぱりこんなのって現実にあるんですね。

このビュイックも5マイルバンパーじゃなければもっとクールなコンバーチブルになってたんだろうな。やっぱり72年までが好ましい。でもさっきのマスタングの話じゃないけど、このチョイスもリアルでいい。日本で企画したらきっとキャデラックにしちゃうだろうからね。

Kenworth T-800
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家畜を積んだトレーラーを引っ張るケンワースにスターが乗り込んで雑誌の販売をするシーン。コックピットには家族の写真。ラジオから流れるブルース・スプリングスティーンを共に口ずさむ。「ボスの曲ってこんな場面で流れているんだなー」と納得しちゃいました。

2012 Toyota Tacoma
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油田で労働者として働く白人男性が乗るタコマ。

ドキュメンタリーでもなんでもない、映画ではありますが、妙に生々しさの伝わってくる映画でした。いろいろ調べてみると駐車場には日産キューブや三菱ディアマンテなんかも写ってるみたいですよ。Amazonプライム会員なら無料で視聴できるので、涼しい部屋でぼーっと観るのをお勧めします。

Jr

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THE KARATE KID

2018年06月08日 08:00

日本でのタイトルはベストキッド。80年代に大ヒットした映画でテレビで何度も放送された事もあり多くの方が知っている映画でしょう。世界的にヒットした事により続編が4作目まで製作され、更に2010年にはジャッキーとウィル/スミスの息子でリメイクされます。続編は2作目でガッカリして3、4は観てないかな。リメイク版はそこそこ面白かった記憶がありますがあの頃の熱量はありません。そもそもジャッキーが師匠な時点で空手でもなくクンフーだしね。(元々空手の描き方はいわゆるアメリカ人が観たいKARATEでしたけど)

続編やリメイクがいまいちうまくいってるとは思えませんでしたが、今度はYouTubeで続編がスタートしたのをご存知ですか?しかも1作目の続編でダニエル(主人公)ではなく敵役として出てくるジョニーの視点から34年後を描いたものです。タイトルは「COBRA Kai」(コブラ会)。アメリカンマッチョを体現していた白人のイケメンが1日で敗者に転落したその後です。キャストもダニエルとジョニーは本人がそのまま演じているんですよ!私もまだ初回しか観てませんが、これ書きながらも帰って続きを早く観たいと思ってます(笑)コブラ会に出てくるクルマの話もしたいところですが、復習で見直したベストキッドの方からやっておきましょう。

1969 Chevrolet Chevelle Malibu
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映画冒頭シーンはニュージャージーから母親の運転でカリフォルニアに引っ越してくるシーン。オンボロのマリブのルーフにはBMXが積んである6ホイールライフです。スターターなのかバッテリーなのか調子が悪く押しがけをするシーンが効果的に出てきます。

1984 Chevrolet Corvette C4
1984-1996 CORVETTE C4

映画では真っ白のコルヴェットが登場します。同じシーンでお金持ちのお坊ちゃんお嬢ちゃんの乗る1982 Avanti II Convertible Prototypeも。ダニエルママがドライブするオンボロワゴンと対比させる事で、彼の複雑な心情を描いていました。複雑でもないか・・・そのまんまですね。貧乏な自分は山の手の彼女とは釣り合わないと劣等感を抱くシーン。

1941 Chevrolet Light Delivery
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Photo by Rex Gray

ミヤギさんの愛車でダニエルが最初に運転するのがこのピックアップです。ミヤギさんの愛車はブラウンのツートーンでした。

ミヤギ「運転して」
ダニエル「免許ないよ」
ミヤギ「私もない」

このやりとり最高でした(笑)

1948 Ford Super De Luxe Convertible Club Coupe
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有名な修行シーン「ワックスオン、ワックスオフ」で洗車をした中の1台。その後免許を取得したダニエルさんの誕生日「好きなのを選んでいい」と言われて選ぶのがこのコンバーチブル。彼女とドライブデートに繰り出します。わかってるシーンなのにジーンと来ちゃいました。

その他、ホンダのXL600やVF750Fなんかも出てきますね。見切れているクルマを観ていても楽しいです。

もう一度映画のストーリーに話を戻します。ベストキッドの終盤、ダニエルは相手側による卑劣な反則で脚を負傷します。決勝はその痛めた脚を引きずり戦う事に。しかし修行の成果でジョニーを追い込みます。ここでジョニーの先生(Sensei)コブラ会の師範は「脚を狙え、容赦なしだ」とジョニーに命令をします。ジョニーは「えっ!?」って顔をしますが、命令は絶対。脚を狙い逆転を狙いますが・・・冒頭で話した続編「COBRA Kai」ですが、この卑怯な手段を使ったジョニーの転落人生からの再起を描いているわけです。

この話、昨今日本中を騒がしているアメリカンフットボールの反則タックル問題と重なる部分がありますよね。それだけにとてもリアリティを感じてしまいます。梅雨の過ごし方に迷ったら「COBRA Kai」ぜひ!

Jr

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