2014年12月18日 08:00
一番の引き金になったのは3Dプリンターの低価格化。今まで金型をなどを製作して作っていたものが個人でひとつから造形できるようになりました。また高度化したIT技術と環境により世界中の生産工場への発注なども簡単に行なえる事もありますよね。オンラインでそれを売る事、知らしめる事、資金を募る事も個人で直接出来るようになりました。

「メイカーを作る人」とするなら今までのDIYだってメイカーであはありますよね。あるアメリカのカスタムモーターサイクルビルダーは自分をアーティスともデザイナーともビルダーとも言わずにメイカーと言っていました。
私の好きなテレビ番組「アメリカンチョッパー」ではあるテーマに沿ったオートバイの製作風景を見せてくれます。そこで彼らは日本のカスタムバイクショップには絶対にないような高価な工作機械を駆使して部品をワンオフするのですが、一方シャーリングなんかはこじんまりとしたのを使っていたりします。職業柄素晴らしい設備の整った工作機械を持つ工場へ行く事があります(ハウスインナー®を作っている所とかね)が、その素晴らしくオートメーション化された工作機械は個人レベルで購入できる金額ではありません。この辺はメイカームーブメントと逆のような気がしますね。
Photo by DiscoveryUK
昔のように手動やコンピューターなんか持っていないモーター動力だけの個人用工作機械みたいなのが手軽に揃えられたらいいのになぁ。中古品はあるけど大きくてね。扱う材料を制限(厚み、大きさ)すればそれなりのものが手に入るみたいな。その辺が実現すると鉄を扱うMAKERも増えて面白くなりそうな気がします。
Jr

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