2015年01月29日 08:00
それぞれのドリームカーって記事を書いてから改めて自分の好きなクルマって、基準って何だろうな?なんて事を考えています。いろいろな価値観の所でもちょっと触れましたが、不人気なクルマや正当な評価を受けていないクルマに対する特別な感情がある事に気が付きました。

過去に乗っていたカルタス・コンバーチブルもそんな基準で選んだクルマでした。初代ロードスター(ユーノス)だって同じくらいの価格で選べたし、運転が楽しい事も知っていたし好きなのに、ついカルタス・コンバーチブルを選んでしまう・・・それは何故ですかね。

アメリカ車のマッスルカー的ピークは1969年まで(ギリギリ'70年)でひと区切りになると思っていますが、私はオイルショックや安全基準強化で牙を抜かれた直後(1971年以降)のクーペがやけにカッコ良く見えます。
その理由は映画の影響も大きいのかもしれません。ムービースターのところで書いていますが70年代前半のアメリカンクーペは車種、メーカー問わず映画にも良く出て来ますが、乗っているのは社会的に成功を収めているとは言えないまだ何者でもない男のクルマなんですよね。たまたま手に入れた古いクーペを下駄にして転がしている風情に憧れを抱いた訳です。

これ20年振りくらいに製作したガンプラです。ただ素組みして墨入れしただけですが最近のプラモデルはよく出来ています。この機体はご存知シャア専用ザクですが、次はオレ専用ザクを作ってみたいとずっと思っています。自分がジオン軍の隊長クラスになったとしたらどんな専用機が欲しいか・・・痛い話しですいません(笑)でもこんな事考えた事ってありませんか?

ケニー・ロバーツが大好きな事もあって手に入れたXS650もUSインターカラーのダートラ仕様にはしないでこんな風にカスタムしたのもきっとそこなんだよな。様々なクルマやオートバイ、メーカーやビルダーにレーサー、ブランドをリスペクトする気持ちはあるし、まつわる伝説やストーリーは大好きなんだけど。実際に手を入れたクルマやオートバイはオレ専用○○じゃないとね。
そんなJr憧れのクルマは・・・

憧れって言われるとナローのPORSCHEとかあるのですが、もっと現実的に今いいなって思うクルマで考えましょう。そのまま70年代前半アメリカンクーペと言いたい所ですが、日本で乗ると途端に下駄にして転がしている風情が出ません。そんな観点から考えるとクラウンの2ドア・ハードトップなんて私のツボです。不人気とかさっき言ってた事を考えるとクジラのクーペも考えられますが、ちょっと顔が好きじゃないので。シンプルでクリーンな初代2ドアハードトップがいい。外観はやれてていいから内装は黒のレザーで張り替えて、機関はバッチリにして下駄の如く転がしたいなぁ。実際下駄のように振る舞うには水面を優雅に進む白鳥のように水面下では努力が必要なのは言わずもがな。
結局自分のキャラクターがあって、日本に住んでいて、そこでどんな生活をしているか、どうやって使うか・・・それらを全部ひっくるめてカッコイイクルマの要素が決まるって所かな。クラシックカーを共有財産として一時預かる・・・そんな考え方に共感を覚えリスペクトしながら、まだまだ若輩者のワタクシはこんな感覚でクルマを見ています。
Jr

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