2015年04月13日 08:00

ドイツの工場を巡る旅は大人の工場見学が流行っている今ワクワクする人も多いかもしれませんね。ファクトリーギアとして工具を販売している観点から、かなり具体的なQ&Aのコーナーもあり、そこからいろいろ類推するのも面白い。
WERAのドライバーグリップなんて素材は時代で変わっても基本的な形状は一貫しているんですね。これだけでもうWERAのドライバーが欲しくなってしまいます。
破壊試験
特に面白かったのは工具の破壊試験。実際に試験機で大きなトルクを掛けてどれくらいでどのように破壊するのか各メーカーの工具をテストしています。
※この本の中でも注釈として書かれていますが、必要以上の強度は工具としての使い勝手を邪魔する可能性もある訳で(強度を求めるあまり重かったり、大きかったりしたらハンドツールとしてダメになる)その辺は差し引いて見る必要があります。

私も仕事で工具を使っていた時は上質工具でも壊れてしまった事が何度かあり、このテストの結果をみて納得できる部分がたくさんありました。例えばスナップオンのヘックスソケットはくだけるのではなく、ねじれるってのは何度も体感しました。もちろん意外な結果もね。その辺は感じ方がそれぞれなので是非確認してみて下さい。
このガチテストは提灯記事に慣れきっている私達には非常に興味深いですね。クルマやオートバイ、自転車の雑誌も情報発信のスピードではネットに敵わないのだから、季刊にしてこのようなガチ企画をやって欲しいなぁと思います。
Jr

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