2015年06月12日 10:42
HONDA RC213V-S

HONDA RC213V-S スペシャルサイトより
まさにMotoGPを戦うHONDA RC213Vを公道で扱えるように少し手を加えただけのストリートバージョン。フルパワーで159PSでそれを軽量コンパクトなシャーシに搭載。レーサーが要求するマスの集中化、フリクションロスの低減とはどこまでのレベルなのか?それを一般人が体験できる訳ですから凄い事です。まぁ、ある意味選ばれた人(購入できる人)の特権ではありますが。

ちなみにHONDA RC213Vからの変更点は・・・
RC213Vからの主な相違点は、ニューマチックバルブのコイルスプリング式への変更、シームレストランスミッションのコンベンショナル方式への変更。公道走行に必要な燈火類などの装備、またブレーキパッドやディスクを変更したほか、ハンドル切れ角を15度から26度に拡大している。
レスポンスより
基本的にはシンプルな造形で未塗装のCFRP仕様、いわゆるヌードカーボン仕様も選べるそうでそっちも良さそうですね。パキパキっとした形状のカウルが多かったりしますがこのシンプルさが本物っぽく感じます。
問題はプライスで日本向けが2190万円(70PS)ですよ。それよりも豪州向けの24万4000豪ドル(約2333万円)なら159PSのフルパワーだからそっちがいいなぁ。オートバイの騒音規制とか厳しいので登録できるのかわかりませんが。

今までもホンダからは様々な限定モデルがありましたが・・・

今回程思い切ったモデルはありませんね。電子制御化されてレーサーは素人が乗る事の出来ないピーキーなノリモノではなくなったって事でしょうか。よくオートバイ雑誌でシーズン終了後にジャーナリストがGPマシンに乗る企画があっていつからか「低速もしっかりあって思いのほか乗りやすかった」なんて記述を見るようになりました。もちろん動かせるのと、乗りこなすのには大きな隔たりがある訳ですがね。

スペンサーのセッティングだと誰も乗りこなすことができなかった・・・みたいな逸話は過去の話になってしまったのかな?それを受けて漫画「バリバリ伝説」でもそんなエピソードがありましたよね。技術の進化によってこんな限定車を素人に最低限乗れるようになった事を喜ぶべきか、何か神聖な、どこか畏怖の念を抱かせるモンスターがもういなくなってしまった事を悲しむのか・・・とにかく一度でいいから乗ってみたいですねぇ。
Jr

blogランキング参加中。1日1クリックの応援をよろしくお願いします!
- 関連記事
-
- Giulia 2015 (2015/06/25)
- MotoGPマシンがストリートに解き放たれる (2015/06/12)
- ジロ・デ・イタリアで活躍する日本車 (2015/05/20)
コメント
コメントの投稿