2015年07月29日 08:00

自動車を広く国民へ。まだ技術力が低かったメーカーを育てる意味でも軽自動車が今日の自動車(生産)王国のベースを作ったと言ってもいいのかもしれません。エンジンもボディーも大きくなり安全装備はまだしも贅沢な装備も満載していろいろな意味で軽いとは言えないクルマになっています。生活必需品の枠からは完全にはみ出しました。

私も三菱のi(アイ)を持っていたし、小さなクルマがそもそも好きなので軽自動車がキライな訳じゃないのですが、ここまで高性能になり、車両価格だって高くなったカテゴリーに税制優遇する意味がどこにあるのかよくわからないんですよね。あの規格だからって燃費が凄く良い訳でもないでしょ。i(アイ)を買ったのは軽自動車だからではなく、あのサイズで他にはないパッケージングからくる気持のよいハンドリングがあったからです。
CATERHAM 160だってHONDA S660だって軽自動車だから気になるのではなく、あのパッケージにグッと納めたところに魅力がある訳だし、生活必需品ではないわな。

アメリカのピックアップトラックに対する優遇みたいに軽トラックには優遇を残してもいいかもしれませんけどね。積み上げられてきたルールが歪になっていると思うんだけどな。軽自動車の優遇と古いクルマに対する風当たりの強さを調整できないもんでしょうか。
自動車生産大国から自動車文化大国へ。軽自動車が担って来た役目はもっと小さな電気で動くマイクロカーや自転車に譲ればきっと面白いことがおきると思うんです。
Jr

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