当たり前を重ねる凄さ

2015年10月27日 11:42

先月のさくらモーニングクルーズをちょっと早めに失礼したのは411の車検整備をお願いする為にとある工場へ持って行く為でした。一昨年の幸手クラシックカーフェスティバルの表紙にも登場してくれたHさんの工場です。48PRODUCTのフリートラインもヒーレーも411もまずHさんに看てもらっています。ジムニーはHさんが愛犬を連れて出掛けるクルマでした。

fordprifect.jpg

毎回訪れるたびに面白いクルマやオートバイが整備中で目の保養になります。ココで整備中のクルマやオートバイはピカピカのミュージアムコンディションではないけれど、多くのボルトが一度は工具で締められた形跡があり、調整ネジは何度も上下を繰り返したような・・・そんなずっと実働して来た凄みがあります。

cb450.jpg

仕上がってきた411は別物になっていました。整備に出す前だってランオンがちょっと気になっていましたが、日常の走行には問題は感じていなかったのですが、それがここまで変わるとは驚きです。車検時の排ガスチェックにそのままでは通らなかった為に摩耗したニードルジェットAssyを工場にあったSR(フェアレディ)用のキャブから移植してくれたそうです。この頃はインチネジが混在しているので部品を探すのもノウハウがいるそうです。このおかげでエンジンは今まで以上に安定して低速からの吹け上がりも良好、暖気も早くなりました。これはほんの一例でこのような整備を当たり前のように重ねて仕上がっています。

DATSUN BLUEBIRD 1300SS

資格だけは整備士である私は果たしてこのような事ができるか?この仕事の凄さを理解する事はできても実践する事は残念ながら無理です。しかし、このHさんの意思を継ぐように若いメカニックが集まっていました。私たちがプロダクトデザインに関わる会社としてハウスインナー®を通じてやろうとしている事をHさんはその技術、静かなる情熱、誠実な人柄と自身の工場でその環境を作っているのだと思います。

肝心の411ですがそれ以外に車高を正常に戻し、前後ショックを交換。バンパーを取り付け、純正鉄ホイールに交換。シートもノーマルに戻しました。パッと見た時のカッコ良さはなくなりましたが、由緒正しいスポーツセダンに戻った感じです。

そんな411で次回のさくらモーニングクルーズ(11/1)に参加します。生まれ変わった411の姿・・・まぁ、想像できるカタチに戻っただけですが(苦笑)お知らせしている通り会場は権現堂ではなく、前回と同様カスリーン公園です。お間違えのないように仲間にも知らせてあげて下さい。

Jr


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