2016年10月06日 08:00
国内のオートバイの市場は、少子高齢化や若者のバイク離れなどを背景に縮小を続け、年間の販売台数は今年度はピーク時の5分の1以下の40万台を割る見通しとなっています。
関係者によりますと、ホンダとヤマハ発動機は、排気量が50CCの小型スクーターについて生産や開発で提携する方向で最終調整していることがわかりました。

ガラパゴス規格になっている50ccのスクーターを独自で開発するのが市場規模的に難しくなってきたようですね。もう数年前から大きな排気量は欧州・北米向けから、小排気量は東南アジア向けの中から選んで日本で売るパターンになっているのはご承知の通り。大型免許が教習所で容易に取得できるようになり、これもまた日本独自制度の中型免許に合わせた400ccモデルもラインナップを見るとかなり寂しい感じになっています。毎年のように過激にモデルチェンジを繰り返していたレーサーレプリカブームを知っている身としてはやっぱり寂しいですね。

これがスズキとホンダが・・・とかヤマハとスズキが・・・とかならまだ話は飲み込めるのですが、HY戦争と呼ばれシェア争いをしていたホンダとヤマハが手を組むなんて想像もできない事でした。野球で言えばジャイアンツとタイガースが一緒になるようなもんですよ・・・いまいちピンとこないですね(苦笑)

50ccの原付バイクに限定される動きのようですが、これでまた個性的なスクーターが産まれにくい状況になっていく事でしょう。

配達等に使う業務用バイクや電動スクーターの開発も視野に入れているとか。私は現在スーパーカブ・プロに乗っています。これは新聞配達用にカスタムされたカブになりますが、実際に新聞配達ではヤマハのギアが人気だと聞いた事があります。タフで壊れないスーパーカブ神話も今は昔。タイで部品生産、熊本組み立てを経てオール中国生産になった現行カブは評判が別れるところ。

2社共同で開発するスケールメリットを生かして、ついでにカブも日本向けは日本組み立てとかにならないかな・・・と淡い期待を寄せています。

ガレージで最近見つけた古いオートバイ雑誌
E・ローソンがヤマハからホンダに移籍してガードナーと同じチームになった時くらいの衝撃か。この提携が限定的でありながら、コストのためだけでなく面白い動きになる事を願います。
Jr

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