尾道ジーンズから考えるエイジング

2016年12月28日 08:00

漁師が1年はいたデニム、価格2倍に… 人気の秘密は?(朝日新聞)
「2万2千円の新品デニムを漁師が1年間はいたら、4万2千円の中古デニムに」そんな企画を尾道ジーンズプロジェクトが始めたようです。様々な職業の方にジーンズ1年間履いてもらってそれを買い取り、タグには「漁師」とか「介護士」などと記して売るそうです。技術が進んでダメージジーンズもかなり自然なものが増えましたが、機械的に行うウェザリングではなく、実際にワークウェアとして使ったユーズドにストーリーを加えて売る・・・面白いアイデアですね。

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学生の頃はジーンズ育てるのは特に難しいことではありませんでしたが、社会人になると週末しか履かない・・・そんな人も多いですよね。色落ち、当たりの出方はその人の骨格や習慣、それにワークから生まれるもので自分で育てるのが一番なのはわかっていますが、なかなかね。そう考えると自分と似たライフスタイルの方を選んで購入するなんてのもいいだろうし、あえてハードに使っていそうな漁師さんを選ぶなんてのも面白そう。ダメージからいろいろなことを想像するのも悪くない。

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Photo by Kensaku Sakai

個人的にはメーカーが新品にダメージを与えたものを高値で売ることに若干の戸惑いがありました。ダメージは目に見える現象で、もっと大事なのはそのアイテムと過ごした時間だったり、長年かけて自分にフィットさせた機能だったりするからです。それを目標に風合いの楽しめるアイテムを新品はダサいけど着続けるのです。

写真のジャケットは4年、ブーツは3年、ジーンズはまだ1年未満かな?それぞれ時間を過ごしてきました。そうやって使おうと思うとタイムレスでシンプルで飽きないモノを選ぶようになるんですね。20代の頃にはなかなか目移りしちゃってできない事でした。

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私たちも扱っているこのUSトタンもダメージ加工をした製品です。サビは塗装で表現してあるので穴が開く事もありません。さきほど偉そうに語った事とは相反する事かもしれません。でもそれを受け入れられるくらいに大人になりました(笑)それは諦めているわけではなく、そういったアイデアや企画を柔軟に取り入れられるくらいの軽やかさを持っている方が生活は楽しいって事に気がついたのです。

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何でもかんでも自分でこだわり続けている、いつしかそれが苦行みたいになってきちゃいますからね。

例えばオートバイのエンジンをオーバーホールするのに作業台が欲しいなぁと考えます。DIY派なら自分で作ろうと考えますよね?そこから作業に耐える強度を考え、大きさを検討し、制作方法を調べ、材料を買いにいく。いつしか木工が趣味になってオートバイのエンジンはそのまんま・・・それも楽しい脱線だとは思いますが、それだったら作業台買ってしまったら目的だったエンジンオーバーホールを追求できていたかも?

ハウスインナー 赤

ガレージの基本骨格はハウスインナー®に任せちゃえばいいし、作業台だって簡単に設置できちゃいます。雰囲気を作るのにデザインコンクリートやダメージ加工したトタンを使えば、クラシックカーの雰囲気にピッタリ合うバックヤードガレージができちゃいます。環境整備はこれらに任せて、あなたはホビーをもっともっと楽しんで下さい。

そう考えるとジーンズのダメージくらい尾道の漁師さんに任せてしまってもいいんでしょうね。




この記事が2016年最後のブログ記事となります。平日は毎日更新を目指して95パーセントくらいは達成できたと思います。毎日見に来てくれる皆様がどれくらいいるのかわかりませんが、アクセス数と「いいね!」の数は大きなモチベーションとなりました。
来年も私たちが考えるホビーライフについて徒然なるままに書いていきます。さくらモーニングクルーズ、ハウスインナー®などを通じて皆さんとお会いできる事を楽しみにしています。来年もよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

Jr

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