2017年06月20日 11:38

グリーンとパープルのグラデーションが美しいタンデム自転車です。どこか懐かしいクラシックな外観、アッセンブリーなのはこの自転車が1995年式だから。しかし、ただの古い自転車ではありません。これ、新車なんです。いわゆるデッドストックとして、とある自転車屋さんの倉庫で眠っていたものなのです。これがもっと古いフェラーリやジーンズだったら世間的にも大きなニュースになりそうですが、個人的にはそれくらい驚きの事件でした。

「True Temper」はアメリカのチューブメーカー。恐らくゴルフシャフトの方で知っている人の方が多いのではないでしょうか?私のゴルフバッグに入っているVOKEY WEDGEにもTrue Temper社のダイナミックゴールドシャフトが刺さっています。残念ながら自転車のチューブ生産を止める事を最近発表したばかりでした。

新車と言っても永い間眠っていたので復帰させるにはそれなりの整備が必要でした。グリスは固まり、ゴムは劣化し、所々軽い浮きサビも見受けられました。清掃と給油をしながら交換が必要な部品は潔く交換します。自転車のグレード的には入門クラスでサドルなんかはいわゆるママチャリ部品が付いていたので、ガレージにあるスポーツサイクルの部品に交換します。
まだサスペンションが一般的ではなかった時代のMTBカテゴリーバイクだったのでタイヤはゴツゴツとしたブロックタイヤでしたが、使い方を考慮してちょっと細めの舗装路用のタイヤに交換しました。もちろんリムテープやチューブも新品です。

タンデム自転車って興味があっても保管場所を確保するのが大きなハードルだったりするのかもな
ホイールは盛大に触れていてフリーの回転も渋い。昔の規格でこのフリーを分解する工具を持ち合わせていなかったので近所の老舗自転車屋さんで整備してもらいました。今後の事もあるので専用工具を探して購入しようと思っています。

25年前の自転車を新車整備するなんて、なかなかできない経験ですね。とりあえず完成しました。さぁ、試運転!と行きたいところですが・・・このタンデム自転車、日本の法律としては走行が認められているのですが、実際はほとんどの都道府県条例で公道を自由に乗る事が禁止されています。今後、東京五輪に向けてパラサイクリングの認知度が向上する事により解禁されていくと思うのですが・・・期待しています。
幸いな事にキックダウンガレージの前は大きな公園ですし、数百メートル走ればサイクリングロードもあるので乗るフィールドには困りません。軽く試運転をしてタンデム自転車の面白さを堪能しました。レンタルで乗った事があるママチャリベースのタンデム自転車とは全く別物ですね。
タンデム自転車を相棒とした6ホイールライフ・・・はじまるかも。
Jr

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