2018年12月05日 08:00

Photo by Takashi Saito
ハウスインナー®のデビューは2014年5月のガレージングEXPOですが、その頃から「屋外で使えないのか?」とご質問と要望をいただいてました。私たちも屋外使用の可能性に惹かれていたのですが、耐候性の問題(錆など)を解消できずに屋内での使用を考えて開発していました。
従来型のハウスインナー®を当初の価格で販売することが難しくなり、かなり値段が高くなることが予想されるタイミングでもっとシンプルでフレキシブルな新しいハウスインナー®を開発することになりました。その開発目標に掲げたのが屋外での使用に耐えること。

表面処理として従来型はアクリル塗装を行なっていました。発色は良いのですが耐候性は劣ります。また組み立てを容易に行うのに埋め込みのナットを多用していたので、その部分から錆びることが予想されます。新型は埋め込みナットを使わず、また表面処理に溶融亜鉛めっき(どぶ漬メッキ)を採用しました。上の写真は依頼した工場の写真ですが、非常階段まど建築系の大きな構造物がたくさん並んでいました。

かなりラフな仕上がりでコントロールも難しく仕上がりには好みが分かれると思いますが、目標にした耐候性の観点では間違いはありません。このメッキの上から塗装するなんてのもありでしょう。

仕上がった直後は特になのですが、ギラギラ過ぎて「うーむ、やっちゃったか!?」とちょっと不安になったのですが(苦笑)

自然の中にポツンと入ると際立ちますね。その無骨でそっけないシンプルなデザインも相まってアメリカのホームセンターに並んでそうな雰囲気があります。

木製パネルとの相性は抜群じゃないでしょうか?鉄の地肌そのままも屋内仕様には最高にクールだし、従来通り色を塗って仕上げるのもカッコイイ。今回の新型については表面処理なし、メッキ、塗装から選べる感じにしてもいいですね。できるだけ素材として安く手に入れたい方には表面処理なしで、組む前に自らペンキで塗るなんてDIY精神溢れる導入もありですね。
その辺の構成も考えて、そろそろ販売を開始します。お待たせしちゃって申し訳ありません。新型(名前も考えないとな)もうすぐリリースです。
Jr

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