2019年01月11日 08:00

氏の功績はここで抜粋するのも難しいほどたくさんあるので、お時間のある時にリンク先「自動車の本質を貫く開発に挑む」日産自動車 元専務取締役 原 禎一を読んでいただければと思います。戦後からダットサンの開発に取り組み510ブルーバードやS30Z、初代ローレルの企画に直接取り組んでいたそうです。このページの最後に7つの開発理念として以下の文言が記されていました。1年が始まる時期ですからこんなのもいいでしょ?
①他社商品を模倣しない。尊重する気持ちで臨め。欧州では似た商品を出す事は恥とされる。
②開発期間を短縮する悪影響をわきまえよ。
③企業の首脳部は全員が自動車人であるべき。細かい技術まで正確に語れる人材が必要。
④車種の整理は重要であり、大きな決断力を必要とする。
⑤車種を命名したら、これを守り抜け。
⑥設計に関わった人は配転があっても、その後の結果を追い求めよ。自分の技量が理解出来て自己の成長に繋がる。
⑦一度失敗した人にも一回は次のチャンスを作ってあげよう。失敗は非常に勉強になった筈だから。

ありがたいお言葉です。時代とともにこの理念も変わっていくことだと思いますが、⑤車種を命名したら、これを守り抜けとありますが、現在はサニーもブルーバードもセドリックもグロリアもローレルもありません・・・④で言う通り大きな決断で車種を整理したんだと思いますが、せめてGT-Rはスカイラインのスポーツモデルであって欲しかったな。

2017年歴史遺産車選定 1966 スバル1000
それはさておき、恥ずかしながら今まで日本自動車殿堂なんて組織を意識したことはありまでした。どんな活動をされているのかサイトでチェックすると・・・歴史的遺産車の選定なんてのもやってるんですね。カーオブザイヤーくらいはもちろん知っていますが、テクノロジーイヤー、デザインイヤーなど様々な切り口でイヤーカーを選出しているようです。

2018年歴史遺産車選定 Honda Dream CB750 FOUR
ヨンパチブログでも海外の自動車文化に触れ、例えば英国車の遺産証明所取得方法やヒストリックカーへの減税や保険の話を題材に日本は作って売る台数では世界一になれても近代遺産、文化として自動車を捕らえられているかっていうと・・・みたいな事を書きました。このような素晴らしい組織があるのであれば、日本でもヒストリックカーにまつわる環境を良くしていく動きみたいなものは生まれないものなんですかね。 せめて遺産証明書が出るくらいになって欲しいな。この組織がやるかどうかは別にしてね。
Jr

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( 2019年01月24日 09:53 )
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