2019年10月16日 08:00

翌朝、各地の台風被害を伝えるTVニュースを心を痛め、憂鬱気分でしたが、そんなことは犬にとっては関係なく、犬の散歩へ。いつものルートになっている江戸川河川敷へ行きました。写真の地点から上流へ5キロほどのところに首都圏外郭放水路(いわゆる地下神殿)があます。5つの河川(大落古利根川、中川、綾瀬川など)の増水分を一時的に地下へ溜め込み、適時江戸川へ放水することで洪水被害を防いでいます。

江戸川は利根川の支流でさらに上流の関宿で分岐。外郭放水路で放流しても大丈夫なように関宿水門で流量をコントロールしているのだと思います。スーパー堤防工事も進み受けてとしての江戸川は準備万端の図式。その証拠に深夜に出た避難勧告は自宅から1キロの江戸川の危険水位ではなく、25キロほど離れた利根川の危険水位到達によるものでした。

満潮の時間、ダムの水量、各河川の増水状況、雨雲の動きなど様々な条件を加味してダムの放流、水門の開閉などをコントロールしてギリギリ越水しないところで持ちこたえたのはすごい事だと思います。首都圏はかなりの投資によって守られているわけです。しかし、そこにはダム建設で故郷を離れた人もいるだろうし、主流の増水で支流で堤防が決壊するなど大きな被害もあって、一概に喜べません。
どんな備えができるか
これからも国家事業として様々な対策がされていくでしょう。それでも個々で状況は違い全てがそれで救われるわけではありません。個人で何を考えて行動するかはやっぱり大切。今回は台風が来る前に命を守る行動をするように盛んにアナウンスがされていたこともあり、養生テープ売り切れに象徴されるような事態が起きました。

一つの例ですが、ゼロメートル地点に住む友人は立体駐車場に車を避難させました。でもオートバイはそんな場所がなかなかかくて、家族は避難所に移動してもオートバイは自宅に置いて来るしかなかったようです。こんなことを想定していたら早めに対処できたこともあったかもしれません。それらひとうつひとつを教訓に日頃からシミュレーションしていくべきですね。

まだまだ水を含んだ土壌によって道路の陥没、崩落などの可能性もあります。通行止も多いでしょう。いつも行っているあの場所がどんな状況か気になるのもわかりますが、あなたのパトロールが復旧作業の妨げになるかもしれません。ちょっと落ち着いて身の回りを確認することを優先しましょう。
Jr

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