THE DEAD DON'T DIE

2020年07月01日 12:20

コロナ渦で公開予定だった映画も延期され、映画館もクローズしている最中、自粛開けにどんな映画を観ようか色々悩みました。決めてはこの追加で発表されたアートワーク。

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オフィシャルポスター第二弾として公開されたポスター。なんとRockin'Jelly Beanさんの作品。私は'90年代にMOONEYESのHRCSで彼のバンドのライブを観たり、Tシャツにサインもらったりした思い出があります。

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覆面アーティストRockin'Jelly Beanと私

もちろん、監督ジム・ジャームッシュと主演アダム・ドライバーのコンビはPATERSONで虜になっていたし、ジム・ジャームッシュはミステリートレインでTHE CLASHのジョー・ストラマー主演にしている勝手に自分側の監督だと思ってますから。

1967 Pontiac LeMans
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劇中より

劇中、印象的に登場するのがこのポンティアック。先に載せたアートワークにも描かれていますね。

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Photo by Greg Gjerdingen

このル・マンが特に大活躍するわけでもないし、ストーリー的に別に意味もありません。なぜ唐突にこのクラシッククーペがチョイスされたのか。それはモダンゾンビ映画の型を作った「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」へのオマージュです。「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」では墓参りにル・マンで訪れるところから映画が始まるんじゃなかったかな。ゾンビの基本「人間の肉を食べる」、「頭を破壊されるまで死なない」、「噛まれた人間もゾンビ化する」と、今では当たり前になった概念を最初に提示した記念碑的作品。その後、多くの映画監督たちはゾンビの基本を踏襲しながら、そこに独自のメッセージやアイデアを注ぎ込むわけです。「THE DEAD DON'T DIE」もその基本に則っていますよって事をいろいろなところに散りばめられていて、その一つがル・マンの登場って事ですね。

ホラーではなく、シニカルなコメディ。私の苦手な大きな音でいきなり登場みたいなびっくり驚かせ演出はなく、ただただニヤニヤとしながら楽しめました。ジム・ジャームッシュがモダンゾンビのルールを踏襲しながら、もう一つ加えた設定が「生きているときに執着していた事を忘れない」ってこと。この設定がどんなふうに描かれるのか・・・気になる人は映画館へどうぞ。

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