鹿が道路を歩いているのか、それとも森の中を道路が走っているのか?

2021年10月28日 16:22

ROADKILL
峠道とスーパーセブン

「鹿が道路を歩いているのか、それとも森の中を道路が走っているのか?」
「道路が鹿の生息域を横断してしまっているのです」
車優先の道路事情の街において「子どもは道路を歩く鹿のように」なってしまっている。


参照元:In de jaren zeventig wilde deze actiegroep de straat heroveren op de auto. Nu zijn ze terug


車との事故で年間450人もの子供が亡くなっていた1970年代初頭のオランダで始まり、政策転換に貢献した「子供殺しを止めろ」運動についての記事です。

サイクリストの中ではオランダはデンマークやベルギーなどと並んで自転車の活用が進んだ自転車先進国のイメージがありますが、それはこのままでは子供の命が危ないと危機を感じて現場を変えようとした民主主義的な運動で得た結果だったんですね。

記事内では更に " 車が起こす死傷事故は、事故ではなく「虐殺」であり、被害者側の自己責任論に陥るのは危険だ " と警鐘を鳴らしているそうです。

そんな記事を読んでなるほど・・・と考えていたタイミングでトヨタPRからこんなツイートが流れてきました。

toyotaprikari.png

できるだけフラットにこのツイートを読み取るならば「道路ではどんなに気を付けていても事故が起きる可能性があるので、お互いリスクをできるだけ減らせるように注意しましょう」ですかね。でも怒ったクルマの表情からそう受け取るのは難しいかな・・・。どこか自動車優先主義が見え隠れしているように感じます。自動車メーカーだからこそ、まずはドライバーへの啓蒙じゃないのかな。

子供たちが安全に歩ける街を作れば、その他様々な立場の人が安全に歩ける街となるでしょう。当たり前にあらゆる視点、あらゆる立場を想像できるように。

鹿が道路を歩いているのか、それとも森の中を道路が走っているのか?

Jr

参考、一部引用させていただきました。ありがとうございます。
Tomo is fixed and freed
となりのじてんしゃ

ssalebaner.jpg
自立式空間構成フレーム「ハウスインナー®」発売中!


blogランキング参加中。1日1クリックの応援をよろしくお願いします!
関連記事
スポンサーサイト





コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://48product.blog135.fc2.com/tb.php/2340-02d11115
    この記事へのトラックバック