2022年02月10日 11:17

どんな時代にも、いつでも手が届く存在として様々なメーカーから当たり前のようにラインナップされていたライトウェイトスポーツカーですが、厳しくなる安全基準や排気ガス規制、マーケットの要求から標準化されていく豪華装備なんかもありその灯火は消えかかっていました。そんな時に颯爽と登場したのがMAZDA Miata(ユーノス・ロードスター)だったのです。

縁があってカニ目が佇んでいたガレージに同じような顔した末っ子がやってきました。末っ子と言ってももう古いクルマ。これまでたくさんのオーナーを楽しませてきたロードスターは発売当時の面影を残しつつ消耗部品は積極的にアップデートされ、一度走り出せばロードスターと同じニコニコ顔にさせるコンディションを維持していました。

いつでもそこにあった初代ロードスターもいつのまにかネオクラシックの範疇に入ってきました。その間、愛好家によりノウハウが蓄積され、豊富なアフターパーツが世界中に用意され、ついにメーカーも手厚いバックアップ体制を整えました。とりあえず破れていた幌を張り替え、乗り降りで摩耗してしまったシートのショルダー部分を補修しています。

20年ぶりに乗ったロードスターは記憶のまま、古くも新しくもなくタイムレスでジャストな楽しさを教えてくれます。こんなクルマが比較的容易に手に入る日本人は幸せなのかもしれませんね。怖い顔したファミリーカーの合間を縫って、ニコニコ顔したライトウェイトスポーツカーを乗り回しますよ。
参考:【特別なロードスター NA編06】BBS 15インチホイールにレカロ製バケット、初物づくしの「RSリミテッド」
参考:マツダ・ユーノス ロードスター(1989) ライトウェイトスポーツカーブームの火付け役!「週刊モーターファン・アーカイブ/マツダ100周年特集」
Jr

自立式空間構成フレーム「ハウスインナー®」発売中!

blogランキング参加中。1日1クリックの応援をよろしくお願いします!
- 関連記事
-
- NO MUSIC, NO DRIVE (2022/04/04)
- ニコニコ顔にさせるクルマ (2022/02/10)
コメント
コメントの投稿