2011年07月06日 13:32
同年代の結構多くの人がそうであろう2つのブーム、「サーキットの狼」と「スーパーカー」です。

小学生当時、晴海で開催されていたモーターショーで撮ってきた写真を見せてもらったり、
兄が持っていたサーキットの狼のマンガと分厚いスーパーカー大百科を飽きるほど眺めたりしていました。
(当時はアメ車の紹介が多かったんだなと今更ながら思い出しました。)
サーキットの狼はハマりましたね~これも見ながら絵を描いてました。
風吹裕也の乗るディノスペシャルがゼッケン17と出席番号が同じで
それからゼッケン17が好きになったりしてましたねぇ(笑)
それとスーパーカー消しゴムも大流行して、学校でボールペンのバネを使ってレースしてました。
そんな関係で車の形と名前はほとんど覚えてました。
(今の子達のポケモンや仮面ライダーとなんら変わりないですね…)
中学生になると友達同士でモーターショーに出かけて、開門とともにバイク館にダッシュして
(最初の頃は単にバイク館が空いてたから)カタログを集めてました。
その時のカタログは残念ながら何も残っていませんが、妄想のエサとしては十分なものがありました。
授業中もバイクの絵ばっかり描いてましたね(笑)
そんなわけで、まずバイクです。
すぐ中型免許を取ってバイトにあけくれ、2万回転回る250cc4ストバイクに乗って
夜な夜な友達と峠に出かけたりしてました。
今思うと、悲鳴あげてるようなエンジンでした…

地元の観音崎駐車場にて
恥ずかしいショットだ~(笑)
当然人が多ければ事故も多くなるわけで、その後峠が規制されて楽しく走れる「遊び場」がなくなり、
だんだんと車に移っていくわけですね。
あ、車に移る前に、ちょっとミニバイクの草レースをやってました。
峠もヒヤヒヤしながら走ってたので、膝スリながら早く走るとか、できませんでした(汗)
その点ミニバイクは草レースレベルだったらいくら転んでも大けがすることは少ないし、
かつレベルが低くてもバトルがそこら中にある。

耐久レースだと仲間との一体感もあって、とてもいい体験ができたと思います。
何しろ、ライディングフォームやスプロケやプラグを交換すると
タイムに影響するということが如実にわかり、どうすれば自分の好みになるのかよくわかりました。
ま、ちょっとバイクが小さくて苦労はしましたが(笑)
就職して初めて買った車が青いユーノスロードスター。
アルミ換えて、足を換えて、ロールバー入れて、マフラー入れて、エアクリーナー買えて…
と当時お決まりなチューニングをして遊んでました。

ミニサーキットに行ったりゼロヨン観に行ったり…
90年代前半はバイクからと車から入った人たちが融合してゼロヨンのムーブメントができていました。
(ドリフトが流行るのはそのちょっと後です)
東京や神奈川のスポットに毎週末集まる100台以上の車。
その排気ガスとタイヤの匂い、L型エンジンのアイドリングの音は今でも忘れられないです。
車仲間も117のハンドメイド、30Z、ハチロク、510ブルーバード、110サニーに乗っていたので
たいがいがキャブレター、それもソレックスでした。

友人達の車:レース車両にした510と現在は朽ち果ててる117
必然的にロードスターもキャブ装着になり…(笑)
パワーもあがりましたけど、音、スロットルの重さ、アクセルの開け方など
バイクに近いところがすごく自分のフィーリングに合ったものでした。
残念ながらこの青いユーノスは箱根でドリフト用に撒かれた砂に乗って縁石クラッシュしてしまい、
走行不能になってしまいました…これはゆっくり箱根を下って、仲間を呼んでに牽引して帰りました。
ウチの妻と付き合ってた頃の話ですが、これで彼女はカーブ恐怖症になりました(涙)
考えてみると、バイクの頃から今に至るまで、遠出をしたことがあんまりありません。
ツーリングといっても箱根や伊豆ぐらい…なんでかな、と思うと
何かあっても帰って来れる、誰かを呼べるくらいの距離でないと安心できないようですね。
が、ここで終わらずに、もう一回中古でロードスター買っちゃったところがバカですね(笑)
それで、すべてのパーツとエンジンを移植して、ボアアップしてハイカムも入れて…
その作業はエンジンクレーンや工具を買ったり借りたりして、自前でやりました。

最終的には山吹色にオールペンをして、世界にひとつの車に仕上げました。
これは家の前で洗車していると虫と子供が寄って来るクルマになりました(笑)
満足しているうちに結婚し、足車がメインになり…車を何台も持つ訳にいかないということになって、
車検や保険を切って冬眠…いつか乗ろうと思っているうちにあちこち朽ちだして…
ほんとうにもったいないんですが、パーツをすべて外して廃車にしました。
もっとも、これより前に自転車を趣味にしだしたので、パーツ代がすべて自転車に回ってるんですが(苦笑)
今では家に合計8台の自転車がある変な家になっています。
今は自転車載せたりキャンプに行くのでVWのワゴンを2台乗り継いだりしてます。

でも車をいじっていて一番よかったのは、
夜中に車の下にもぐって作業が終わらないとかネジが回らないで途方に暮れたとか(笑)
明け方に押しがけしてエンジンに火が入った時とか、
友達と鉄パイプと荒縄でエンジンを持ち上げて、耐えきれずラジエターコアに落っことしたとか、
オイルを抜いていたら廃油トレイがズレてじゃじゃ漏れになってしまったこととか…
そういう体験ができたことですね。
道具も腕もなかったけど、熱だけはありましたね。
残念ながら友人のデザイナー同士でこういう話ができる機会がほとんどないんですよねぇ。
日本の自動車メーカーの中で熱が感じられないのが要因のようで、残念です。
ともあれ、21世紀も十年がすぎましたが妄想癖はぜんぜん直っておらず、むしろ加速しているので、
できない事を夢見て雑誌ではなくネットを徘徊してます(笑)
ネットはヤバいですね。昔にあったら、とんでもないことになっていたでしょう…
それと、さくらに行くと、車が欲しくてたまらなくなっている自分がいます(笑)
今はまたミニバイクに乗ってバトルがしたい!と思ってます。

Photo by twinring motegi
自分が学生の時に、先生は30代後半で、初めてミニバイクに乗って、
こんな面白いことがあったなんて!なんでもっと早く誘わないんだよ!と言っていたのを覚えています。
バイクから離れて20年近くたったこともあって、自分でもそういう気分を味わってみたいのと
自分のできる範疇で車いじりマインドが持続できるというと、そのあたりかなと。
それと車はかつて知ったるロードスターか、箱っぽいクルマ(例えば510)に乗りたいですねぇ。

1990年代後半のJCCA?の富士のレースにて
ロードスターも20年が経ってクラシックカーの仲間入りが近いですし、
何しろ自分なりのノスタルジーがありますしね!

Photo by vegardsk
それに車を手放してから得た知識を盛り込んでみたり。
たとえばアメリカ人の楽しみ方を見習って、エンジンルームをピカピカにしたり、
48セブンのようにカラーリングを派手にしてみたり、
それからフラットダートのオーバルなんかも走って、遊んでみたいと思っています。

photo by vw vortex
あ、あとは車もバイクも、レーシングマシンが好きです!
長くなってしまったので(苦笑)これはまたの機会にお話しましょう。
皆さんの前に自分の車で現れる日まで、妄車(今考えました)を描くぞっ!
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