2011年09月28日 08:30

もしかしたら400ccビッグスクーターはもうなくなる!?
ヤマハが250cc以上の国内専用モデルオートバイの開発を打ち切ると発表(YOMIURI ONLINE)
排気量125cc以下の免許取得の簡易化の要望(レスポンス)
ホンダが新型エンジンを発表(グローバルスタンダードエンジンと中型二輪専用エンジン)
これらから考えると・・・
「開発しても売れない日本向けの専用車両を作るの大変だから、国際的な基準と日本の基準を合致させてグローバルスタンダードを日本で売れるようにしたいな」
って所かな。
ホンダがミドルクラス(中型)エンジンとして発表したエンジン排気量は700cc。日本では大型免許じゃないと乗れません。また、グローバルスタンダードとして発表したエンジンはスクーター用の125cc。これも原動付き自転車免許では乗れず、普通二輪免許の小型限定がないと乗れません。どちらも日本の免許制度にとっては中途半端な排気量になります。

本田技研工業株式会社より
これは、今にはじまった事ではなくて、日本では中型免許で乗ることができる上限の400ccで売られているオートバイが海外だともう少し大きなエンジンを搭載して売られていましたから。

Photo by santandr
Jrが初めて所有した400ccのkawasakiも海外では550ccでした
しかし、オートバイブームもあってオートバイ乗りの人口が多かった事や、理不尽に厳しい免許制度のおかげで需要はありました。
しかし、今ではオートバイ人口は減少しました。免許制度の改正で大型免許が新設され教習所で取得できるようになった事もあり、日本向け中型車の開発が非常に困難になっている事は容易に想像ができます。
その辺を考慮すればこの流れは理解できます。でもここまでは全部メーカー側の都合。私達ユーザーにとってはどうなんでしょうか?
50ccのスクーターはやっぱり乗っていて怖いし、それがもう少し余裕のある排気量になれば交通もスムーズで安全になるはず。
ミドルクラスの定義に付いても排気量の引き上げは問題ないでしょう。80年代後半の過激な2ストロークのレーサーレプリカより初心者に優しい600ccバイクはたくさんある・・・って考えると中型と大型って何で免許区切る必要あるんだろ?と思っちゃうな。日本だと重量の問題なんでしょうか?欧州各国の出力による規制の方が理にかなっていると思いませんか?

JrのXSは650cc。スリムなバーチカルツインエンジンとコンパクトなフレーム。でも大型免許がないと乗れません。
初心者がいきなり125ccは危ない!とかって話もあるんでしょうけど、そうならないように講習制度を確立しましょうよ。50ccのNSRに筆記試験だけでいきなり乗れる今だって十分に危ない訳ですから。あと、めちゃくちゃ遅いのにキープレフトの概念がない(と思われる)お年寄りとかね。

いきなりこれは乗れないにしても、AT限定で小型スクーターだったらクルマのオマケでもいいかな?ファミリーバイク保険使えるし
それより保険制度の問題とか講習や練習する場所など、「危ないからダメ!」じゃなくて緩やかな規制の中で、積極的な対策をした方が正常だと思うんですけど。

600ccのスーパースポーツ。わざわざ400cc作らないですよね・・・
日本国内には世界に名立たるオートバイメーカーが4社もあるのに国内向けラインナップはめちゃくちゃ少ない・・・これがとにかく寂しい。自主規制されていない逆輸入車を購入すれば買えますけど、それってなんかおかしいじゃないですか。

排気ガスの問題もあるし、ついにSRがラインナップから姿を消す事になるのかな・・・
このままだと、新興国向け車両のアップデート版と欧州向け車両のローカライズ版しか日本では販売されなくなるでしょう。だからといって、欧州と基準を合わせてグローバルモデルが日本で販売されるのだけが目標ではなく、それと同時に日本の交通事情や生活に合わせた国内専用モデルが発表されて、皆でワクワクしたいなぁー。
Jr

blogランキング参加中。1日1クリックの応援をよろしくお願いします!
- 関連記事
-
- ガラパゴスじゃダメですか? (2011/09/29)
- オートバイが心配 (2011/09/28)
- サーブらしさ (2011/09/09)
コメント
コメントの投稿