僕のクルマ遍歴 6

2012年04月16日 08:00

キャンパーノスタルジー
徹夜をして一仕事終えると、眠っている息子二人をパジャマのままキャンパーに放り込んで、取り合えず日常から離れる。この辺りならいいだろうと、人気のない場所に駐車し眠り込む。夜が開け辺りが明るくなると、何やら賑やかなざわめき、通勤の人たちが怪訝な顔をしてクルマを除き込通り過ぎる。

・・・これをロマンティックに言えば、夜中に何の目的も定めず知らない土地へワープする。土地の人たちが仕事や学校に出かけて行く日常世界の真っただ中に、縁もゆかりもない旅人が忽然と、生活装備の整った小さな空間で目覚め、パジャマのままモーニングコーヒーを楽しむ。ちょっとした旅愁を感じるシーンです。わかるかなぁー(笑)。しかもボロキャンパーはベテランの哀愁も醸し出します、土地の人から見れば不審車でしかありませんね。

キャンパーが中古車屋さんに引き取られて行く背中を、家族4人で見送るのが切なかったです。だって本当の生活ぐるま(ホームレスカー?)だったのですから・・・。またキャンパーが欲しくなりました。でも「道の駅」に寝泊まりする軽キャンパーライフはどうもなぁー・・・。

「何時かはクラウン」の時代が始まります
仕事が忙しくなり事務所を都内に借りると、キャンプ場が縁遠くなってきました。それ以上に、残念ながらクルマを楽しむ時間も気持ちの余裕もなくなります。クルーの仕事の紹介で触れましたが、アメリカのコレコインダストリーからザクソン(セガのオフィシャルゲーム)の開発と一部生産を受注すると、長野の成型工場と新潟の組み立て工場を行ったり来たりしなければならなくなります。
そのために・・・楽ちん!広い!丈夫で安全!そこそこ余裕のあるパワー!しかもビジネスをしているっぽく見え、保守的な人たちから仲間として見られる(笑)そうです、もう迷う余地などありません。正しい親父のサクセスカー、いつかはクラウンです!

1977-1979 TOYOTA CROWN SUPER SALOON

これは取引先の金型屋社長が乗っていたクルマで、堂々ベンツマスクのクラウン2600・4ドア・ロイヤルサルーンです。押し出しが欲しい社長さんが乗る車として絶対条件の3ナンバー!これで僕もデザイナーから社長さんに昇格です(笑)でも、内外装とも、それなりに使い込んだ、はっきりって中ボロ(よく言えば適度なヤレ感)。なかなか新車オーナーには復帰できません。クラウンは道具として徹底的に使い切りましたね。ベンコラはとても快適で、助手席から乗り降りできる便利さは今でも忘れません。写真は会社の前で撮ったものですが、今と違ってポプラ並木で情緒がありました。(今はこんな感じです)

クラウンと言えばやっぱり「白」
次に乗り換えたのが、クラウン2800・4ドアピラードハードトップ・ロイヤルサルーンです。ちょっとお金が儲かったんでしょうかね?でも新しめの中古(笑)。この車はフロントバンパーのトンガリデザインが好きでした。5ナンバークラウンとの違いは、前後バンパーが全長寸法を気にしないで、のびのびしているところ。2600とは異次元の静粛性。これはクラウンの売りでした。もちろん200プラスの走りは余裕。ほぼ1年の所有でした。アメ車好きの僕としては“リトルアメリカンデザイン”がお気に入りでした。

1979-1983 TOYOTA CROWN

バブル時代の正しいクルマ選び
またちょっと儲かったんでしょうね(笑)。またサクセスします!3リッター・ロイヤルサルーンGでした。「G」ですよ!しかもサンルーフ付き。東京ではカローラよりもクラウンの新車登録台数が多い時代で、交差点で豆腐のような四角いクラウンが並びます。この時に5ナンバーより3ナンバーが偉い!同じ排気量だとスーパーサルーンかロイヤルサルーンか?で偉さを競う。それでも同じだと、そこに「G」の記号が付されているかどうかが最後の決め手!水戸黄門の印籠のようなものです。それでも差がつかないと後はサンルーフで勝負です!(笑)。

1983-1987 TOYOTA CROWN

バブル時代は、はっきり言って高額の車が偉かった!排気量が大きくて馬力が大きいのが偉かった!でもね、面白いことにドイツ車や英国車は、また住む世界が違う車。ましてクラシックカーなんて異次元の世界ですから、偉さを競う対象にはならなかったんです。僕も当時は関心がなかったなぁー。そのころからクラシックカーに乗ってる方は偉い!お馬鹿な話をしてしまいました(汗)。

クラウンに乗り続ける理由
借りた都内の駐車場が7万5千円。敷金2ヶ月、それも順番待ち、馬鹿な時代の冗談のような話です。駐車場が圧倒的に不足していた時代です。まさにバブルの真っただ中!僕のバブルの尻尾にいたんですね。確か携帯電話の保証金が20万円だったと・・・。

三代のクラウンに乗り続けた理由は、毎日往復100キロの通勤と深夜帰宅のパターンをストレスなくこなすことでした。クラウンはシートがヤワで腰が沈む。足回りもどっかに飛んで行きそうなグニャグニャ感。おまけにハンドリングもプアー。ヨーロッパ車に心酔している自動車評論家と、自称エンスーには馬鹿にされる駄目クルマでした。でも、その駄目なポイントが実は美点になることを知りました。疲れた身体と頭にストレスを与えないように、クルマを操縦していると言う意識を抑えてくれる。

そうなるとドイツ車はドライバーに求めるものが多くてNG。“ダルでいい加減な運転をしていても身体を運んでくれる適度なルーズさ”を持っているお座敷クルマ。それがクラウンでした。その時の僕のビジネスライフからすると最適な選択だったと思います。

なんだかんだ言われても、やっぱりクラウンは売れています。僕の理由以外に、きっと日本のお父さん、社長さんの心を射止める魅力がクラウンにあるんです!クラウンに乗ることを目標に頑張ったオーナーに乾杯!です。

「あーやっぱりクルマっていいですね」

48の父


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