それなら2回塗れ

2012年08月20日 15:52

「Le Grand Bleu」
言わずとしれた名作グラン・ブルーです。フリーダイビングの世界記録に挑む2人のダイバーの友情と軋轢、そして海に生きる男を愛してしまった女性の心の葛藤を描く海洋ロマン。(ウィキペディアより)レオンやTAXIシリーズでもお馴染みのリュック・ベッソンの出世作。カルト的な人気を誇る作品ですが、なんだか手に取る気がおきずに見てなかった名作のひとつでした。一般的な人よりは映画を観ているのですが、そんな作品って多いんですよね。スターウォーズやハリーポッターも観てませんし。そんな事はさておき、映画のクルマの話です。

Fiat500
fiat_500_le_grand_bleu.jpg
FR2DAYより

観ようと思った理由はコイツ。イルカとか海とかの世界観はあんまり興味がないのですがチンクがどんな風に使われているか知りたかったんですよね。主人公ジャックの幼なじみでありライバルでもあるイタリア人のガキ大将「エンゾ」(ジャン・レノ)の愛車です。イタリア人にはイタリアンカー。当たり前ですけどシックリきます。

legrandbleu_fiat.jpg

見ての通りボロボロなチンク。劇中ではある事件が起きて大金を手にします。そのお金の使い道は家族に必要なものを買うと言うんですね。マンマにはこれを。妹にはあれを、クルマを運転する弟にはスーツを。弟が「新車を買おう!」と提案するのですがエンゾは「色を塗り替えろ」って言うんですね。弟が「25ドルで済んじゃうよ」と返すと「それなら2回塗れ」と答えます。

legrandbleu_fiat500.jpg

板金をちゃんとやらないで、ただ赤に上塗りされたチンクが登場した時にはズッコケましたけど・・・(苦笑)それまではこのエンゾはガキ大将で傲慢なのか?と思わせる描写でしたが、このエピソードで家族を愛し、周りを大事にする人柄が伝わってきました。

FIAT500
こうはならないんだ・・・ってズッコケました(笑)

確かに「ライバルとの葛藤と軋轢。海に生きる男を愛してしまった女性の葛藤を描くドラマ」なのですが、これだけクルマを効果的な小道具として使っている映画だとは思いませんでした。間違いなく海底の描写やイルカのキュートさに心を奪われる映画です。チンクが出てくるシーンは限られていますが、これだけクルマを大事に使ってくれたら自動車映画と言ってもいいくらい・・・それは言い過ぎか(苦笑)でもそこだけでも見る価値はありますよ。

Jr


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