2012年12月06日 08:00
個人的に注目なのはロングライフデザインを受賞したYAMAHA SR400です。ロングライフデザインは一足先に発表されていて、前にも記事を書きました。

グッドデザイン賞ホームページより
その時にこんな風に書いてます。
そのシンプルな構造からカスタムベースとしても大人気。永い間、基本的な設計を変えずに作ってくれているヤマハに大感謝です。そのおかげでアフターマーケットパーツも豊富。更に500ccバージョンもあるので純正エンジンパーツの流用で簡単に排気量アップできるのも見逃せません。

残念ながら排気ガス規制に適応する為にキャブじゃなくなったり、500ccはなくなりました。その他ディスクブレーキからドラムブレーキになったりキャストホイールがスポークホイールに戻ったりと時代に合わせて少しだけ変わりながらも基本はそのままで造り続けています。

このずっと造り続けてくれる事がどれだけ心強いか。アフターマーケットパーツメーカーだってせっかく開発した部品がモデルチェンジですぐに使えなったら、なかなか開発にゴーサイン出せませんよね。オーナーだってすぐにモデルチェンジして型遅れになったら嫌な人も多いかもしれません。

自動車も昔から考えるとモデルライフは長くなりました。車検毎に新車に買い替えるようなオーナーが多かった時代だと4年でモデルチェンジする必要があったんでしょうけどね。今は、そんな時代にではありません。

スポーツカーカルチャーを育てると様々なプロモーションを続けるトヨタの86(SUBARU BRZ)も「20年はフルモデルチェンジしません宣言!」したらいいんじゃないでしょうか?

そうすれば安心してサードパーティーも参入できて、カスタムの方向やセッティングのノウハウなんかもその間にどんどん蓄積され、オーナーが自分色の86(BRZ)を容易に作り上げられるようなマーケットができ上がって・・・。

もちろんそれに値するベースであることや、それができる仕掛けがたくさん詰まっていないとダメかもしれませんけどね。iPhoneだって新型が発売される頃には外観の図面がAppleでダウンロードできるようになります。クルマやオートバイに関しては一部の大手メーカーにはある程度の情報開示があるのだと思いますが、それ以外は皆さん手探りでやってるのが現状。
僕や仲間はYAMAHA SRにオートバイのいろいろな楽しみを教えてもらいました。残念ながら今はスクーターや自転車にその層が流れてしまっているような気がします。同じようにAE86にクルマを操るイロハを教えてもらったドライバーも多いのでしょう。育てるには時間がかかります。それなら長く造り続けないと。
20年造り続ける宣言!をしてくれないかな。「F-1レースだって投げ出しちゃったし、どの口でスポーツカーカルチャーとか・・・」って話なんかも聞きます。それは一回忘れましょう。こっちはまだ始まったばかり。86アカデミーも面白い取り組みだと思います。今後に期待して、応援しますよ。
Jr

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