モチーフはホットロッド

2012年12月18日 13:04

この時期、大掃除なんかしていると古い雑誌に手が止まり、一向に掃除がはかどらない事って誰でも経験がありますよね。ヨンパチのガレージにも古いCGやカーマガジンなどクルマやオートバイ関連の蔵書がたくさんあります。

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手元にあるCGは1999年の12月号で東京モーターショーの特集があります。古い雑誌のニュースなんて当たり前ですが知っている事ばかり。でも、それを1999年にタイムスリップした未来人気取りで読むと味わい深いんですよね。評論家が語っている事に「あー、実際はそうならないけどねー」とかツッコミ入れながら読む趣味の悪い遊びです(苦笑)

その頃の新技術があっという間にメインストリームから脱落していたりね。現在を知っている私達かたすれば、新技術が出て来たからとかいろいろ理由はあって納得ができるのですが、当時はそうなると皆信じていたんですよね。そう考えれば、現在まことしやかに語られる未来の予測や情報だって信じるか信じないかはあなた次第。話半分でどうなるかわからないって思ってなきゃダメなんだと思いますよ。

あー、大分脱線しましたが・・・この雑誌を取り上げたのはAudi TT Coupeの特集だったから。

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ボクスター、SLK、Z3との比較記事も興味深かったのですが、特に面白かったのはデザイナーのフリーマン・トーマスの話。なんとTTクーペのデザインイメージにホットロッドの存在があった事を初めて知りました。

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ホットロッドと言っても様々なクルマを思い浮かべると思いますが「ボディーサイズの割には室内に適度なタイト感が漂っているでしょう。ちょっと隠れているというか潜んでいるような。それでいて不都合を感じるほど狭くない、そんな雰囲気のヒントを、ホットロッドから得たのです。」(CG1999/12より引用)と語っているので、私はチョップド・トップされた1932年のフォードを思い浮かべました。アメリカングラフティーでジョン・ミルナーが乗っていたデュース・クーペです。

2006 AUDI TT (8N)

なるほど!と思いました。やっぱり!に近い感じかな。チョップド・トップとはボディーカスタムの手法でピラーの一部を切り落として屋根を下げ車体を低くする事。昔からこのクーペをみてチョップド・トップっぽいシルエットがお気に入りだったのですが、それは仕組まれたものだったんだと知り繋がった感じがして嬉しかったんですよね。

私はクルマが好きになる時にメーカーやブランド、生産国等は気にしません。直感的に気に入ればそれが例えば自動車後進国のクルマでも不人気のクルマでも好きになります。このTTもそのひとつ。ですから他のアウディのクルマが好きか?と聞かれたら特別な感情はありません。なんで好きになったのかは後でいくらでも言えますけど、最初は直感。しかし、そこに実はデザイナーの仕掛けた罠があったとは・・・。

TT Coupe
Photo by Rob La Fave

今でこそウエストラインが高めで屋根が低く見えるようなデザインのクルマは多いのですが、そのトレンドを産み出したのが、このAudi TTだと言われています。そのモチーフが私の好きなホットロッドだなんて。このクルマを選んだのは運命だった・・・のかも?と勝手な勘違いをして思い入れがまた深まりました。

Jr

48の父がデザイナー視点からAudi TTなどを語った記事はコチラ


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