2013年02月22日 08:00

「命をのっけて走る愛車のメンテナンスを誰に任せるか?」
これって悩んでる方も多いんじゃないでしょうか。これが決まってしまえば素晴らしいモーターライフを送れる事はほぼ約束されると言っても過言ではないでしょう。
大手だから。全国チェーンだから。広告がたくさん出てるから。レースで成績を上げているから。修理メニューが明確だから。整備振興会の旗が出てるから。知り合いが働いてるから・・・。
いろいろありますがキッカケは何でもいいでしょう。人それぞれ重視する部分も違うでしょうしね。現在売られている新型車両なら、もうちょっとハードルは下がるんでしょうけど本質的には同じだと思います。

私の場合は自分で無理なくできる部分は自分で。時間や技術・設備的に無理な場合は信頼できるどなたかに任せる訳です。そこで重視するのは、お店の規模だとか設備だとかはどうでもよく、大切なのは、まずそこで働くヒトの匂いがする事です。そしてその匂いが自分に近かったり、憧れたりできそうなところです。
どんなゴッドハンドでも想定外なトラブルが発生することもあるでしょう。ミスだってあるかもしれません。そんな時に相手を責めるのではなく、「これは、しょうがない」とか「運が悪かった」などと自分で納得できるような状態でありたいんです。ここで大事なのはショップに任せるのではなく、ヒトに任せる事。

もう長い付き合いになるオートバイ屋さんがあります。と、言ってもこんな調子なのでそんなに顔を出している訳ではありませんけどね。そこの社長はビッグスクーターブームの頃も店頭にスクーターを並べませんでした。置けば売れるだろうし、どうして並べないのか?と聞くと・・・
「キライなバイク仕入れて、もしそれが売れないと毎日それを見なきゃいけないだろ?それなら好きなバイクを仕入れるよ。これなら(気に入ったバイクなら)売れ残ってもいいもんな(笑)」
こんな話をするくらいだから既に関係性はできあがっていましたが、これを聞いてやっぱり信頼できると思いました。
望まない事故は常に起こる可能性があります。でも、手前のどこかで選択している自分がいます。その時に必然だったと納得できる範囲を広げておくって感じかな。それだって「仕方がない・・・」で済まない事もあるでしょうけど。
あえて名前は書きませんが、106の面倒を見てくれたフランス車屋さんとスーパーセブンを購入した英国車屋さんにフリートラインやカニメのエンジン整備をしてくれている元オートバイ屋さんにカークラブ員の板金屋さんや整備屋さん。その他にもいろいろな特技を持ったクルマ仲間や情報をアップしてくれるネットで知り合った仲間など・・・いろいろな方々のおかげで幸せなモーターライフを満喫できています。みーんな個人の顔が浮かびます。お金があったってすぐに手に入るものじゃないですよね。これこそ財産なんでしょう。
そんな訳でいつも皆様ありがとうございます。皆様のお陰でなんとか楽しくやってます。今後ともよろしくお願いしますね。
Jr

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コメント
バオヤッキー | URL | ftr86F3A
何かあった時の に他人に責任を転換しないために自分が納得し信頼しているお店に任せるって事は必要ですよね。
ただ悲しいかな、最近は主語がなく料金が高いだの安いだのという話だけが先行し、それって何に対して高いだの安いだの言っているのかわからない人が多いのも事実。
この事は預けるお店に限ったことではなく、普段の日常生活でも同じことなんですよね。安いけど品質が悪い、安いけど危険性が高い、安いけど安定性が低い、ただそれが許容できる範囲の話であれば好いのですが、何と何をトレドオフして価値を決めているのか、それを見誤らないようにだけはしたいですよね。
( 2013年02月22日 11:11 [Edit] )
ブログ管理人「Jr」 | URL | -
バオヤッキーさん
その信頼できるお店と出会うってのが一番大変なんですよね。要は人付き合いだから簡単には手に入る訳はないんでしょう。何の対価で安いのか?高いのか?簡単だけど難しい話です。
( 2013年02月25日 13:30 )
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