看板の本分

2013年03月22日 08:00

味の出てるMOONEYESのワーゲンバス。ブランドカラーのイエローではなく、珍しいホワイトとグレーの2トーンとも相まってムーンアイズの長い歴史を感じさせる風情があります。カッコイイですよね。

VW TYPE-2

イエローボディーのレイトバスのレタリングもこんな感じに。最近はインクジェットプリンターやシート、ステッカーが良くなってきてレースカーだってほとんどがステッカーになっていますが、オールドスクールを気取るなら味わいの出るペイントがいいですね。前にこのブログでその辺の事を書いた時がありました

VW Type2

MOONEYESのボスシゲ菅沼氏もこのやれ具合を「いい感じになったなぁー」と思っていたそうですが、当時このサインを仕上げたSugi Sack氏が「駄目です。 看板なんだから」と言って直したエピソードがブログで語られていました。

MOONEYES Express by シゲ菅沼 blogFeels Like Old Timesより

看板なんだからかすれてちゃダメ。
至極真っ当な話ですよね。看板なんですから。でも正直「はっ」としました。初めてダメージジーンズを新品で発売されたのを知ったときの違和感って今じゃ薄れちゃったな。

levis.jpg

街を歩いても洋服屋店舗なんかは、そんな感じが多いですね。新しい家具をどうやって古くみせるかなんてテクニックを紹介している雑誌の特集やウェブサイトを見た事があります。ペンキを下塗りして上塗りして、ヤスリやワイヤーブラシでこすったりするんですよね。所ジョージ氏はプラスチックボディーのスクーターに錆びているようなペイントをしていて驚いたこともあったな。もっとさかのぼれば、子供の頃にガンダムのプラモデルにウェザリング加工をしたっけ。

paint04.jpg

私も新品はなんだか気恥ずかしいって気持もわかりますし、手軽にユーズド感が味わえるってのは悪くないと思います。しかし嫌な言い方をすれば、今の世の中には嘘っぱちの風合いとか嘘っぱちの手触りに溢れているのかもしれません。

ファッションとしてのユーズド感はありでしょう。でも看板だったら?いろいろな考え方があると思いますが、なんだか看板の本分を通して本物につていて考えてしまいました。嘘っぱちに慣れてしまったら自分も嘘っぱちになっちゃうかもな。

Jr


blogランキング参加中。1日1クリックの応援をよろしくお願いします!
関連記事
スポンサーサイト



コメント

  1. バオヤッキー | URL | -

    そうそう、人工的に作られたヤられ感なんて本物のヤられの前では虚しいだけだと思います。

    やっぱり物に伴うヒストリー、想いでって大事ですよね。

  2. ブログ管理人「Jr」 | URL | -

    バオヤッキーさん

    どこもかしこもディズニーランドの街並にみたいになってきて気味が悪いときがあるんですよね。ユーズド感が欲しいけど、味が出るまで待ちきれないし、手入れも面倒って時代のニーズがそこにあるんだと思います。これらも体感できない、感じない人が増えてくるんでしょうね。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://48product.blog135.fc2.com/tb.php/651-379333e3
この記事へのトラックバック