2013年04月12日 14:14

1955年にパリ・サロンでデビューしたDSはその後モデルチェンジを繰り返しながら1975年の20年間販売された20世紀を代表する名車です。先進的で独創的なメカニズム(主にハイドロニューマチック)を備える事によりメンテナンスも大変で、ちょっとした憧れだけで手に入れると大変な思いをするイメージがあります。それが逆にこのクルマのオーラを増し、オーナーへの尊敬をを集める事になるのでしょう。

その名車が纏うオーラは、いわゆるマニアだけが感じるような類いではありません。一般の人が見てもただものではない事は伝わるのでしょう。その証拠に様々な映画やドラマの小道具として重宝されています。

映画やドラマの登場人物でDSに乗っているキャラクターってどんなイメージがありますか?概ね、フランスに対するステレロタイプと重なるんじゃないですかね?趣味が良く、おしゃれで知的で、ややエキセントリックな変人でもあり・・・とここまでにしておきましょうか(苦笑)
その優雅でおしゃれな所を抽出したのがこの今井美樹さんのPRIDEのPVじゃないでしょうか?曲自体も売れたので記憶にある方も多いと思いますが、改めて見るとDSの走行シーンなんかがかなり丁寧に描かれています。
きっとこの映像ディレクターはクルマ好きなんでしょうね。歌詞の「いつか私も空を飛べるはず ずっと信じていた 翼があったら飛んで行くのに あなたの胸に 今すぐにでも」とセスナ機とDSの走行シーンが重なります。フェントマやバックトゥーザフューチャー2で空を飛んでいたDSのオマージュなんでしょうね。
血湧き肉踊るカーチェイスも大好きですが、こんな風に優しい時間を感じさせてくれる走行シーンもいいなぁー。
Jr

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