2013年04月18日 08:00
1975年のアメリカ映画なのですが、日本ではあのスタローンがロッキー以前に出演している事でも結構有名だと思います。私も作品としてはそれくらいの知識しかなかったのですが、たまたまCSで放送していたので観てみましたよ。

Photo by ikrichter
舞台は西暦2000年のアメリカ連邦。70年後半の世界大戦で軍事独裁国家みたいになってるのかな?国民への娯楽としてアメリカ横断レースが開催されているようですが、最も速くニューLAに到着するのと同時にロードキルによりポイントが加算されていくってルール。熱狂する観客に反対するレジスタンスも登場し、最終的には暴力についてを考えさせる内容だったりします。

Photo by ikrichter
当時から低予算B級映画として作られているので、突っ込みどころに熱くなってはいけません。ニヤニヤして暖かく見守りましょう。出場台数5台しかいないし・・・いくら低予算って言ってもアクションの編集も撮影もヘタクソすぎてビックリしますよ。黒澤明は偉大だなぁーとか関係ない事考えちゃったりして。

ビックリドッキリマシンが5台出て来るのですが、小学生が考えたくらいのデティールに度肝を抜かれます。個人的にはウエスタンなジャジャ馬娘のドライブする牛の顔したマンタがツボでした。
Manta Mirage

スタローンのドライブするマシンもマンタ・ミラージュがベース。これにベニアとかFRPとかでデコレーションしたんでしょう。
FIAT 850 SPIDER

その他、FIAT 850や・・・
Volkswagen Karmann Ghia

ドイツ娘はカルマンギアがベースになっているマシンをドライブしていました。
Nova Sterling

Photo by SuperCarFreak / Wowtomotives
最後には優勝者が大統領暗殺して自分が大統領になり世直しする展開になるのですが、その時に乗っているのがこのルーフががばっと開く事でお馴染み(サザエさんのエンディングの野菜みたいな)のノヴァ・スターリングが登場です!当時の未来への想像力ってこんなもんだったんでしょうね。
まぁ、本気で観たら怒りたくなると思いますが、バカやりながらも社会風刺している部分もあって面白かったですよ。エロとグロありなので、クルマが面白いからってお子さんとは観られませんのでご注意を。BGMのほんわか電子音とのギャップだとか挙げたらキリがない程、楽しい映画でした。未来設定なので70年代の車がそのまま出て来る事はありませんが、たまにはこんなイロモノカーアクション映画もいかがでしょう?
Jr

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