2010年08月18日 08:30

14年前、フリートラインが我が家に来た時は、まだガレージなどなく、近所の屋根付き馬小屋スタイル駐車場に、ボディーカバーをかけたり外したり・・・。大変だったが、何を狂ったのか、今にして思えば自分らしくないメルセデス・ベンツSLKとフリートラインを2台並べて、ガレージごっこを堪能していた。
元板金工場は夢の箱

やがて縁あって、カークラブに誘われて、その会長の廃業した板金塗装工場を一括借りることができた。息子の1960フォード・フェアレーンとバイク数台とともに、ハードなガレージライフが始まった。

今にして思えば単なる鉄骨と樹脂の波板で囲われた箱で、快適さなどとはほど遠いガレージだったが、つなぎスタイルがよく似合い、僕らにとっては、夢を見るために十分すぎる贅沢な空間だった。何が贅沢といったら、部品をばらしても片付ける必要がなく、ほっておいて、また次の休みの日にそのまま車いじりを楽しめること。みんなこれがガレージに憧れる条件のはずだ。そこでは折々に車仲間とBBQや飲み会を開催したのは言うまでもない。

先輩たちに恵まれて
元の主は、粕壁(現在の埼玉県春日部市)に戦前あったライト自動車の流れをくむ人で、MG-TDに似せたオリジナルのボディーを叩き出し、カスタムカーを造るなど、近隣のカーマニアには有名な人。僕が所属するOFCC(オーバルフェースカークラブ)の創設者でもあった人だった。面倒見のいい優しい人だが、曲がったことの大嫌いな、尊敬する人だった。この話はいずれまた詳しく紹介したいと思う。ちょっと泣ける話もある。
そこでいろんな経験をして、ついに自前のガレージを手にする時が来るのでした。
48の父 馬場 了

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コメント
水色の人 | URL | -
広くて作業のやり易そうなガレージで羨ましいです。
自分がカニメを購入して早20年。
沢山の先輩に「かわいがられ」「叱られて」ここまで来ました。
良い先輩に恵まれたと感謝しています。
面倒見が良く優しい・・・・の文面に師匠をダブらせ思わずコメントしてしまいました。
( 2010年08月18日 21:13 )
管理人 Jr | URL | v6O6VgHs
プロの使っていたガレージですから確かに作業はしやすかったですよ。隣がラーメン屋だったので栄養補給の面でも完璧でした。すぐに生ビールを飲めたのは良いのか悪いのか?(苦笑)
車も人も。出会いが財産ですよね。何かと関わる事で成長できる事を楽しめれば、クラシックカーのまつわるトラブルもイベントとして楽しめる訳で。
いつのまにか、そんな先輩になれたらいいですね。
( 2010年08月19日 10:40 [Edit] )
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