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2013年09月24日 08:00

1964-1986 MITSUBISHI Debonair

このクルマ、皆さんご存知ですか?まぁ、このblogを見に来てくれる方なら簡単ですよね。三菱自動車の初代デボネアです。1964年(昭和39年)にデビューをして、基本設計、デザインの変更なしに1986年のモデルチェンジまでの22年間生産し続けられ「走るシーラカンス」と呼ばれました。

TOYOPET CROWN  1983-1987 TOYOTA CROWN  

この22年をトヨタ・クラウンで例えると1962年にデビューした2代目(写真右)から1983年にデビューした7代目になります。高度経済成長期を迎え他のライバルが4年のサイクルで新型にモデルチェンジする中で、22年良く作り続けましたよね。ビートルなんかは、ゴルフに変わりつつ、第三国でビートルが受け継がれた訳だし、スズキ自動車のアルトだってインドでマルチとして生きながらえたのは同じ理由。センチュリーの例をとれば納得は行きますが、それほどのクルマだったのか・・・基本的に一般ユーザーは見向きもせず、三菱系企業の重役専用車でしたからね。

Mitsubishi Debonair

私がこのクルマを知ったのは週間少年ジャンプに現在の連載が続いている「こち亀」でした。そこで「走るシーラカンス」、「動く60年代の生き証人 現代の反逆児」なんて形容詞で語られていて強く印象に残ったんですよね。今でも生産している事に驚きつつ、近所では見た事がありませんでしたが、興味を持ち出したカスタムカーの世界ではアメリカ車の代用品として重宝されている事を知り、好きな車になりました。

Mitsubishi Debonair

三菱にメカニックとして就職した頃、お客さんの中にひとりだけデボネアを大事に所有されている方がいました。現在と違い、初年度登録から10年が経過すると車検期間が1年になる時代でしたから維持するのも大変だったと思います。あの頃、2回目の車検でクルマを乗り換えるのが一般的でした・・・凄い時代だな。どの年式のデボネアだったか覚えていませんが、一体何度の1年車検を通したのでしょうか。廃車で入って来たら絶対に乗ろうと密かに狙っていましたよ。今はどうしているのかなぁー。

1964-1986 Mitsubishi Debonair

元GMのデザイナーが関わっただけに、今見ても大陸的なデザインを見事に凝縮した感じでカッコイイと思います。幸手クラフェスにエントリしていたCOLT1500も同じデザイナーですが魅力的です。

1964-1986 MITSUBISHI Debonair

この後、AMG仕様なんかもあった2代目に変わるのですが、それの開発秘話もなかなか面白いですね。3代目はリアルタイムで扱っていました。その後、ディグニティーとプラウディアにフラッグシップの座を譲りデボネアの名前は消えてしまいます。辛い時代に三菱の大型セダンは姿を消しましたが、重役さん達はどのクルマに乗っていたんでしょうね。最近、日産のOEMでプラウディア/ディグニティをラインナップに加えましたが、これもまた系列企業の重役のためでしょうね。

1965 MITSUBISHI Debonair

人気がある訳でもないのに作り続けられ、系列重役専用車両として細く長く生き続け、結果的にアメリカンカスタム好きの代用車としての地位を確立した事で廃車される事なく生き残っているのは、なかなか面白いストーリーですね。

Jr


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