2014年02月21日 08:00
アラフォー世代には同名のテレビドラマ、もっと若い人には同名の曲を思い浮かべると思われますが、今回は1960年イタリア・フランス合作の映画の話。巨匠ルキーノ・ヴィスコンティ監督・脚本で主演はアラン・ドロン。このコンビの映画って高校生の頃に1本だけ見た事があるのですが、当時は良さがわからなかったと思われます。その証拠にどの作品だったかも全然覚えてない(苦笑)
イタリアの南の方から引っ越してきた5人男兄弟と母親の家族。北の都市ミラノで生活をはじめますが貧困により様々な問題に直面し家族の崩壊を描いています。男兄弟を順繰りに主人公にして話を進めていく語り口もあって181分って長い映画を飽きることなく、それどころかスリリングに観る事ができました。
1954 MG TF-1500
兄弟は貧しくクルマを持っている訳ではないのですが、1960年のイタリアにはヨダレ物のクルマが背景としてたくさん登場します。その中で気になったのがさくらモーニングクルーズでもお馴染みのMG TFです。
Piaggio Vespa
Photo by Maurizio Boi
唯一、四男は貧しい中努力をしてアルファロメオの技師になりました。でも彼が乗っているのはアルファロメオやフィアットではなく白いベスパです。アルファロメオの工員がたくさん出て来るのですが、あの質素なツナギかっこよかったなぁー。
1953 Fiat 1100
Photo by MARVIN 345
物語に大きく関わってくる娼婦が乗っていたのが恐らくこれだと思います。もちろんこんなラリー仕様じゃないんですけど、検索してたら見つけたラリー仕様がクールだったのでこっちを貼っておきます。
CITROEN DS
アルファロメオ工場の隣はシトロエンの工場が建ってました。そんな訳でDSもしっかり路駐されてましたよ。
FIAT 600
フィアットはもうたくさん出てきます。イタリアの大衆車ですから当然なんですけど。それ以外にもPeugeotやワーゲンも少々。この手のクラシック映画ってもちろん素晴らしい作品なのですが、現在の刺激的な作品を見慣れているとちょっと退屈になるときもやっぱりあります。そんな時は(まぁ、反射的にいつもなんですが)街の中を走るクルマをチェックするって楽しいですよ。
Jr

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