2014年04月25日 08:00

ユーノスチャンネルで発売されたロードスターは、海外ではmiata(MX-5)と呼ばれて世界中のライトウェイトスポーツカーファンを熱狂させました。当時、このような純粋にFUNなパッケージを世界中のメーカーは過去の物として忘れていたのでしょうか。免許を取得できる年齢にもなっていなかった私も、同じ頃に発売されたGT-R(R32)にはあまり興味はなかったけどロードスターには惹かれた事を覚えています。
後を追うようにMERCEDES BENZ SLKやBMW Z3、PORSCHE BOXSTERを筆頭に多くのメーカーから似たようなパッケージのオープンスポーツカーが再発明されましたよね。ロードスターの与えたインパクトは計り知れません。
レビンもFRからFFになってしまったように、世の中から手頃な後輪駆動車さえもなくなってしまった時代。シルビアくらいでしたよね。特に私が務めていた三菱には縦置きエンジンレイアウトはパジェロなどのRV、トラックしかなく他はすべて横置きエンジン。たまたま車検で入庫してきたロードスターのシフトフィールに感激した事を今でも覚えています。ミッションケースから飛び出たコントロールレバーを直接操作する訳ですからね。ワイヤーコントロールが当たり前だった私には衝撃的で、意味もなくシフトをいじっていました。手首を返すだけで入るぞぉーーーー!ってね。
爆発的に売れたおかげで中古市場でもタマは豊富。さくらモーニングクルーズでもロードスターはみかけます。
初代の1600cc時代にやられちゃった人にはその後のロードスターに興味が薄れてしまっているのかもしれませんが・・・次期型はフィアットグループと業務提携することが発表されてAlfa Romeo Spiderベースになる事が予想されていたりと話題には事欠かないし、やっぱり期待して見ているんでしょうね。
このロードスター25周年車発表のタイミングで英国のジャーナリストがロードスターにこのような賛辞を贈っています。
1989年に発表されたマツダの「MX-5 Miata」は、英国がそれまでつくったことのない「最良のブリティッシュ・スポーツカー」だった。
WIREDより
古き良きブリティッシュライトウェイトスポーツカーを目指して開発されたであろうロードスターがいつのまにか目標とされるような存在になっていた・・・素晴らしい話じゃないですか。
更にあのロータスが・・・
「我々の作ろうと思っている車が間違いではないと証明してくれた」
と語ったとも言われています。
この機会に私達はロードスターをもう一度見直すべきでしょう。OFCCメンバーが所有していたウレタンバンパーの程度の良いMG Midgetがありましたが、日本ではなかなか見向きもされず結局は英国へ里帰りしていきました。彼らは分かっているんでしょうね。
Jr

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