The Man and His Dream

2014年06月19日 08:00

Tucker(タッカー)
公開は1988年。セルビデオ化されて誰かから借りてきたビデオで観たのが最初。それから随分と時を経て改めて観てみました。

Tucker'48



はじめて実車タッカーを見たのは桐生クラシックカーフェスティバルで。トヨタ博物館所有のタッカーが特別展示されていました。タッカーは試作車を含めて51台が生産されて、劇中には48台のタッカーが登場します。最後にずらっとタッカーが並んで走ってくるシーンは圧巻で大事に所有しているオーナーも感無量だっただろうな。このトヨタ博物館所有のタッカーはその映画に出てきた1台なのか?

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この映画が製作された当時は日米貿易摩擦の時代。日本はバブル景気でニューヨークのビルや映画会社を買い漁り、日本車も大量に輸出されていました。そんな時代背景もあり、最後の法廷シーンで(このような革新的なアイデアをもった会社が既得権益に潰されるなら)「アメリカもいつか敗戦国の作ったクルマを買う時代になってしまうかも・・・」とプレストン・トマス・タッカーは訴えます。

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革新的なアイデアとは具体的には・・・

後部へのエンジンマウント(リアエンジン)
ディスクブレーキ(ブレーキ力の向上)
ティングース・ノーズ(空力学の採用)
スリー・ボックス・シート(安全性の向上)
サイクロプス・ライト(一つ目の巨人・キュクロープスに由来する名称。中央に3つめのライトがあり、ハンドルと連動して進行方向を照らす。AFSのはしり)
シートベルトの採用(人間の体を守る)
フロントのクラッシャブル性(衝撃の緩和)
フロントシート前の待避エリア(衝突の際同乗者を守る)
埋め込み式内部ドアハンドル(ケガ防止)
脱落式ミラー(同上)
フロント・スクリーン・ガラスの前方脱落
Wikipediaより

「シートベルトの装備はこのクルマが事故を起こす危険なクルマだと思われるので取付けない方がいい」なんて話が出て来ました。なんだか原発事故の件でもこんな事を聞いた気がするな・・・。多くが今では当たり前の装備ですが、当時は過剰な装備だったのでしょう。現に48PRODUCTにある1948 CHEVROLET FLEETLINEにシートベルトは付いていません。

Tuckercombatcar_03_2000-700x569.jpg

私達もGMの大量リコールのニュースにはもう慣れっこになってしまいました。この映画を造ったコッポラは今のデトロイトの状況についてどう思ってるんでしょうね。コッポラはココまでの没落を予感していたのか?聞いてみたいところです。

さて、今の日本車はどうなんでしょうか?

Jr


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