そして走り出す

2014年09月04日 08:00

また走り出す為に整備をはじめた1991年式のクロモリ・ロードバイク。8月の終わりにはなんとか完成しました。



自動車の世界に比べて自転車は91年式でもクラシックに見えますね。カーボンフレーム登場以降、スタイリングが激変した事がわかります。



振り返るとエポックメイキングな発明が今までの常識をガラッと変える事があります。カーボンフレームもそのひとつで、もうひとつ挙げるとすればブレーキと一体になった変速機構の登場でしょう。



シマノが開発したSTI(シマノ・トータル・インテグレーションでスバル・テクニカ・インターナショナルではありません)は、まだ上級グレードのDURA-ACEにしか採用されていませんでした。翌年にはアルテグラグレードもSTI仕様が選べたようです。



ホイールとタイヤに目をやりますと、現在はメーカー完成組ホイールとクリンチャータイヤ(WO)が主流です。メーカーがホイールのハブ、スポーク、リムをトータルでデザインして完成品として出荷します。しかしこの頃はハブ、スポーク、リムを自分の用途で選んでショップで組んでもらっていました。
タイヤも現在主流のクリンチャータイヤはリムのホイールのビードをはめる為の複雑なリム構造が要求されるので重くなる事もあって敬遠されていたんでしょう。もちろん使われないので開発も進まずタイヤの性能も良くなかったと聞いています。



エポックメイキングまでいかなくても進化している部分はたくさんありますね。現在はリア11速になってきましたが、この頃は7速です。フロントのチェーンリングは大きく素人でもプロと同じよな重いギヤ比でペダルを踏んでいました。運動中に水を飲むと体が重くなる・・・みたいな時代ですからね(苦笑)



偶然にもほぼ同じ年代のロードレーサーが2台揃いました。水色の方はまだ当時は少なかったアルミチューブを接着工法で製作されたもの。パナソニックよりも少し軽量です。ただその為に失った強度や信頼性を考えると性能的にはマイナスでしょう。それを補う為にアルミは薄くなり、その為に落ちてしまう強度を大口径化していきます。クロモリからカーボンフレームになる間はそんなアルミバイクが隆盛を極めました。

カーボンバイクは、わかりやすく言うとたい焼きの型にカーボン繊維と樹脂を入れて焼き上げて製造します。カーボンバイクが優れている点はたくさんありますが、欠点は細かいサイズをラインナップする事が困難である事。ブカブカのシューズを履いてスポーツをしたくないですよね?運良く自分の体に合ったサイズがあれば儲け物で、それ以外は人間が自転車に合わせるしかないのです。
しかし、クロモリをはじめとするスチールバイクはオーナーの用途や体格に合わせてデザイン(設計)できます。ぴったりとサイズの合ったシューズで運動ができるのです。先に挙げたホイール組みの件も合わせて非常に贅沢な事ですよね。

このブログではクルマのドライビングポジションもオートバイのライディングポジションも調整幅が少なくておかしいとよく書いていますが、その辺の感覚は自転車乗りには良くわかってもらえるんじゃないかな。



そんな訳でとりあえず走り出しました。錆び付いていたのは自転車ではなく乗り手も。それは腕の力感に現れていますね。リ・スタートした自転車ライフ。その手伝いの中から新たな発見も生まれてなかなか面白い体験でした。とりあえず高性能完組みホイールの物色を止めて手組みホイールの研究をしようかな。

Jr


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